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レイライン通信 - Soumya 中川れい子のメッセージ・ブログ- rayline.exblog.jp

エサレン®ボディワーカーでNPO法人タッチケア支援センター代表理事の中川れい子の個人ブログです。2003年から、癒しのこと、旅のこと、聖地巡礼、社会問題の徒然を気ままに綴り続けたブログっです。


by reiko-koyago
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earthquake 02 , サイコロジカル・ファーストエイド

3日がすぎ、さらに被害の全容があきらかになりつつあります。
阪神大震災のときも、被害者の数が、日々増えていき、そして、最後には6000人以上となりました。
状況を正しく把握することは簡単ではなく、ましてや、今回のような津波の被害となると、そうなのでしょう。

前回にも書きましたが、この災害の、神戸のときとの大きな違いは二つ。
「津波」と「原子力発電所」です。
神戸は内海だったので大きな津波は起こりません。
そして、「都会」だから原子力発電所もないのです。
(これ、不思議な現象です)

今回の、東北関東大震災。
震源地の揺れの激しさもマグニチュード9と、その揺れの大きさもさることながら、いろんな面で、阪神大震災の規模を超えていると、本日の報道で、確信しました。

阪神大震災よりも、ひどいことがこの日本国内で起こっているということは、私には受け入れがたいことなんですが、でも、それが現実です。

私に今できることは、祈ること。
そして、節電。
それから、ささやかながら、寄付や、少しずつ募金活動もやりたいと思います。
さらに、被災地の情報を、なるべく正確にとらえながら、必要なことは何かを把握できればと思います。
(必要物資を送ってさしあげたい衝動にかられますが、私は、かつて避難所に寄せられた支援物資の仕分けに苦戦した経験があるので、これは慎重にしたいところです。私にとって、震災の年は、古着との格闘の1年だったと言っても過言ではない・・・。みなさん、自分のいらないものを支援物資で送るのはやめましょう、被災地は、ごみ箱ではないのです←これは、16年前の愚痴です。)



今日は、偶然、梅田で勉強会がありました。
「グリーフ・ケア」
グリーフ、すなわち、「悲嘆」です。
愛する人を失った人の悲しみのケアです。
今回で二度目の参加なんですが、偶然今日でした。

今日は、とくに、親を癌でなくした子供のグリーフケアについてのお話し。
長年、このことに取り組んでこられた東京からいらした先生が、
東北・関東大震災のことで、今、私たちのできることが何かを考えたいと
提案されました。

そのとき、はっと思いました。

阪神大震災のときは、グリーフケアなんて、言葉すらなかった。
それどころか、トラウマとか、PTSD ということすら、
あのときに初めて、問題化されたばかりです。

愛する人を亡くした大勢の隣人たちに、私たちに言葉はなく、
ただ、凍りついた沈黙と共にいるしかありませんでした。
(私が、ボディからのアプローチに興味をもったのは、この時の体験が大きいのですが)

でも、今は、すぐにでなくても、
こうやって、研究され、実践されてきた、癒しのアプローチの研究が少なからずあるのです。
周囲の人間や、支援する側に、少しでもそういう理解があるのとないのとでは、全く違います。

参加者の中に、兵庫県の「こころのケアセンター」の心理士の方がおられました。
すでに、被災地からの連絡を受け、システムを整えて、スタンバイされてるそうです。
そして、ここ数日、メールやfacebook で、お友達から紹介されていた、
「サイコロジスと・ファーストエイド」の手引きがあることも、おっしゃってくれてました。
http://www.j-hits.org/psychological/pdf/pfa_complete.pdf#zoom=100


これを読むと、16年前、一度に、何百人ものボランティアさんがおとずれた、阪神大震災の被災地のことを思い出し、これがあのときあったら、あんなに混乱しなかったのになぁと、振り返ります。
人を助けたいという思いが充満しすぎて、思いと思いがぶつかりあっていたあの時を。

思いが、しっかりと、相手に届くための、順序だった、手引き。
手をさしのべるときに必要な、大切なプロセスを、私たちは、時を経て、学んできたのでしょう。
支援とは何か、ケアとは何か?
そのことは、愛を学ぶことであり、思いやりを学ぶことだともいえます。

16年の歳月は、決して無駄ではなかったんだと、そのとき、ささやかな希望がよぎりました。





阪神大震災のときに、

私が、確信したことが1つあります。

それは、亡くなった方たちの御魂に報いるのは、

私たちが、目覚め、成長していくことしかないということです。



by reiko-koyago | 2011-03-14 02:00