源泉の光へ② フーマンとの出会い
フーマン・エマミについては、ここ数年、フーマンのオーガナイザーで、伊豆のリーラスペースの主宰者でらっしゃる、キヨタカさんによるフーマンとの対話(個人セッションによる)を記録した書籍が出版されています。
詳しくは、「恩寵の扉が開くまで」の三部作をご覧ください。(キヨタカさんによるアジズについての書籍「アジズとの対話」もあります。リーラスペースのHPでも、その一部を読むことができます。http://www.leela.jp/)
また、先日私が参加した伊勢リトリートを主宰された、Star of Heart さんのホームページにも、フーマンの言葉が著されています。http://www.starofheart.com/
いずれも、とても詳しく、フーマンのことを、伝えておられるので、ぜひご参考にしてください。
「恩寵の扉が開くまで」によるフーマンのプロフィールはこうです。
1964年生まれ、イラン生まれ。米国の大学を卒業し、エンジニアとしてボーイング社に勤務。子どもの頃から聖なる次元への回帰願望が強く、27歳のある日、ごく自然な形で光明を得る。最初はシアトルで魂を覚醒へと導く教師として教え、後にハワイ島へと移住。2005年、7月に他界する。
私は、2002年の2月に、インド、プーナ郊外のミスティックビレッジでのアジズによる2週間のサイレンスリトリートに参加したのち、はじめて、フーマンのリトリートに参加しました。それは、アジズと二人での合同リトリートでした。
はじめて、フーマンの姿を、見たとき、突然、激しい感動に襲われ、号泣しました。
アジズのサットサンガで、Who are You ? と問われたときと、同じように。。。
だけど、あの時以上に、どうしようもない、説明のつかないような、嗚咽でした。
フーマンを一瞥したとき、彼がこの世に存在してること自体が、奇跡だと感じたのです。
あまりにも、あまりにも、純粋すぎる魂が、この地上にかりそめ、とどまろうとしてくれている・・・。
あの時、私は、今思い返すと不思議なんですが、フーマンの背後に、聖母マリアのエネルギーが広がっているように感じました。聖母マリアの、無条件の愛、そして、慈悲によって、彼は、この地上にとどまり、かろうじで、この地上とつながっている・・・。そして、そのつかのまの滞在の間、決して多くはない数名の人間に、何かを伝えようとしている・・・。(なぜ、聖母マリアかというと、フーマンの風貌が、まるでイエス・キリストのようであったからかもしれません。あるいは、私の過去生にある、カトリック的な記憶に由来していたかもしれません)
もちろん、フーマンという実存そのものが、私のハートを開き、そこから大いなる涙がこぼれ出たのでしょうが、今から思うと、私は、どこかで、フーマンがそれほど長い間、この地上にとどまらない方であるということを、感じていたのかもしれないと思うことがあります。それから、3年後に、フーマンはボディを離れていかれます。
初めてフーマンの姿に出会ったときに、大泣きしているので、それから3年後に、フーマンがボディを離れたという知らせを聞いたときに、涙は一滴も出ませんでした。不思議なんですが、哀しいという感情も起こりませんでした。それは、フーマンという存在にとって、祝福なのでしょうから・・・。それに、その2か月前に私はアンマと出会っていました。(この偶然も、私にとっては不思議なめぐり合わせです)
号泣から始まった出会いだったせいか、私は、意図的に、フーマンに近づきすぎることを、自らに自粛しました。近づきすぎることに躊躇したというのか・・・。なぜか、そのほうがいいと感じたのです。(近づきすぎると、フーマンの強力なエネルギーとともに、私の肉体もおまた、この地上を離れていきそうに感じたからかもしれません。今から思うと、当時の私は、弱々しく、そして、繊細すぎました)
それでも、2002年の秋、9月。フーマンによる、ハワイ島での1週間のリトリートには、ぎりぎりになって(リトリートの一週間ぐらい前に)、参加することとしました。実際、私が最後の申し込み者で、一人キャンセルが出たので、かろうじで参加できたのです。
ハワイ島。ビックアイランド。
大自然の広がる島です。
広い空、大いなる海、風・・・。
その後、マウイ島に何度も訪れましたが、実のところ、私のハワイ体験は、中学生のころに行った家族旅行をのぞいて、このハワイ島から始まっています。
フーマンの一週間のリトリートが始まりました。
このリトリートに参加することは、私の今生の人生にプログラムされていたことだったのでしょう。
同年2月のアジズの2週間のリトリートとともに、本当に、深い体験でした。
今から思い返すと、あのリトリートは、まるで創世記のような、完璧な7日間でした。
それは、また、次回に・・・。
源泉の光にひれふします。
恩寵と感謝