雪の丹後半島 ー女神の王国(前篇)ー 天橋立/籠神社~真名井神社ー
昨年のクリスマスは、私だけがエサレン研究所に残り、夫と別々に過ごしたので、今年のクリスマスは一緒に旅行しましょうと・・・。
とはいえ、結局、私の趣味と独断で、選んだ旅行先は丹後半島。
12月24~25日、天橋立~久美浜へと、1泊2日の旅に出かけました。
雪にはまだ早いだろうと思っていましたが、なんのことはない。。。
丹後半島は、大雪警報。
福知山から天橋立に向かう電車の中、トンネルを抜けるたびに、雪景色が深まっていきました。
丹後半島は、私の大好きな場所のひとつです。
伊勢ー吉野ー丹後半島・・・。
この3つの土地の清涼であたたかいキラキラ感が好きなんです。
どれも、神話の根付く聖地ですね。
丹後半島の天橋立には、伊勢神宮・外宮に祭られている豊受大神様の祭られる、丹後一の宮、籠神社があります。さらに、その奥の院の真名井神社が・・・。11年程前に、偶然訪れて以来、大好きな場所となりました。
天橋立駅から、歩いて(晴れていたらサイクリングもいいです)、まるで龍の背骨のような天橋立を北へと進みます。橋立が終わると、天のゲートが開いたかのように、籠神社へと向かいます。
丹後一の宮、丹後最大の古代豪族、海部氏の氏神。伊勢外宮には、ここの祭神、豊受大神様が祭られておられます。実に風格があり、そして、なおかつ、やわらかく自然体な空気感がとてもいい。。。
そして、籠神社にお参りしたあとは、必ず、その奥の院、真名井神社に向かいます。
神話では、ここに豊受大神様は降臨されたそうですが、それは、古代神道はこうであったのだろうと思わせる、木々や岩岩をまつる自然信仰・・・。
豊かさ、おおらかさ、そして、飾らないやさしさと、生命力がみなぎる聖地です。
真名井神社にくると、ハートがのびのびします。
とても、懐かしい、心地よい、神社です。
今年の春から、以前からのお知り合いで、facebookで再会した方が、この神社の前にある、天橋立ユースホステルの管理人さんになっておられることを知り、訪問しました。本当に、嬉しい再会です。ユースホステルの中も、清潔であったかい雰囲気があって、素敵でした。なんといっても、リーズナブルな料金で、あの真名井神社のご神域にずっといれるのですし、それに素敵な管理人さん(藤本さんとおっしゃいます)のお話しも聴けるのですからおすすめです。
http://www.hashidate-yh.jp/
★
今回、丹後半島に行きたいと思ったのは、また、ここのところ、兵庫県西宮市、甲山中腹の、神呪寺の開祖、如意尼こと、真名井御前のことが気になり始めたからです。
この方のご出身は、丹後国一の宮、籠神社に伝わる海部氏の娘。神代以来の神官の家系に生まれた彼女は、齢10歳のときに誘われるがままに京、頂法寺の六角堂に入り、ここで教養を積む傍ら、如意輪の教えに帰依していったと言われます。「その生地の豊受大神が神代より鎮まり坐す、与謝の真名井原に湧くご霊水のお蔭を蒙ったのか、身も心も浄化された、天性の美しさとやさしさと、ただならぬ気品をただよわせた、しとやかな女性であった(元伊勢籠神社ご由緒略記)」らしく、その後、20歳の時に、後の淳和天皇となる皇太子に見初められ、即位後、第4妃となり、迎えられたそうで、しかし「、後宮の女官たちの激しい嫉妬に世の無常を感じ(同書)」、26歳の時に出家。観音のお告げのままに、西宮の甲山に一宇を建て、そこに空海を招き、翌年に灌頂を授かったといわれます。
この空海と真名井御前の縁は本当に深く、承和2年(835年)の3月20日、如意尼は師空海の坐す南方に向かって合掌して坐し、如意輪観音の真言を誦しながら、そのまま紫雲に乗って、遷化した。齢正に三十三歳」だったといいます。ところで、その翌日の3月21日。高野山の空海も、まるで真名井御前(如意尼)のあとを追うように、62才で入定されたといいます。
子弟というには、あまりにも深い空海とのご縁です。私には、イエスキリストの魂の女性性がマリアであるように、空海の魂の女性性が真名井御前であるかのように見えます。また、真名井御前によって、空海のもとに、海部氏のもとに伝わる神道の秘宝が伝わったともいわれます。真言密教は神仏習合によって起こりますが、唐からもたらした新仏教に、日本古来の神道の秘宝が融合したい、真言密教の豊かな世界が育っていったのでしょう。。
★
この真名井御前のことを知ったのは2007年。初めてのアンマ、関西(神戸)プログラムの一週間前の、西宮の神呪寺のご本尊である、如意輪観音像の御開帳の日です。それは、空海が真名井御前をモデルにして彫ったという言い伝えがある仏像です。この仏像の御開帳から、不思議なシンクロニシティがおこり、私のところに真名井御前にまつわる話が、次々に訪れるのです・・・。
それから、私は長い間、この真名井御前のことが気になり気になり・・・。
このように、ブログに書いたり、人に語ったり・・・。
アンマと、この真名井御前の女神の波動が、重なり合い、もう一つの波となり、現代へと伝わります。
あげく、私のブログを読んだ、舞踏家の女性が、西宮、甲山で、真名井御前の御霊に奉納舞踏を捧げたいとおっしゃることに・・・。
なんとか、それもやれたのですが、なんと・・・。
その日は、西宮では珍しい大雪で。バスもタクシーもすべて停止してしまうような、異例の大雪。。
その真っ白で、神秘的な雪に覆われた甲山神呪寺の境内で、奉納舞踏を捧げていただいたのが2008年の1月。。。
今回の、丹後半島の大雪も、何やら、その日を思い出す、特別なメッセージを感じてしまうのでした。
★
さて、はなしが横にそれてしまいました。
私は丹後一の宮、籠神社へと続く道。
そして、天橋立の道を歩くのが大好きです。
それは、人の世と、神々の世とをつなげる、架け橋で、
人の心の内側にある、神性の扉を少しずつ開けていくように感じれて
少しずつ、神さまの懐に近づくような心地になるからです。
雪の天橋立を歩いて、たどり着いた籠神社で、
ひさしぶりに、御神籤をひきました。
神と一つの心になれば、はれてすずしい胸のうち。
嬉しくも、心地よいメッセージに、思わず、心が微笑みました。
(旅の続きは、次のブログでお届けしますね)
写真、上2枚は、天橋立の道。
写真上から3、4枚目は、笠松公園からの天橋立の風景です。




とはいえ、結局、私の趣味と独断で、選んだ旅行先は丹後半島。
12月24~25日、天橋立~久美浜へと、1泊2日の旅に出かけました。
雪にはまだ早いだろうと思っていましたが、なんのことはない。。。
丹後半島は、大雪警報。
福知山から天橋立に向かう電車の中、トンネルを抜けるたびに、雪景色が深まっていきました。
丹後半島は、私の大好きな場所のひとつです。
伊勢ー吉野ー丹後半島・・・。
この3つの土地の清涼であたたかいキラキラ感が好きなんです。
どれも、神話の根付く聖地ですね。
丹後半島の天橋立には、伊勢神宮・外宮に祭られている豊受大神様の祭られる、丹後一の宮、籠神社があります。さらに、その奥の院の真名井神社が・・・。11年程前に、偶然訪れて以来、大好きな場所となりました。
天橋立駅から、歩いて(晴れていたらサイクリングもいいです)、まるで龍の背骨のような天橋立を北へと進みます。橋立が終わると、天のゲートが開いたかのように、籠神社へと向かいます。
丹後一の宮、丹後最大の古代豪族、海部氏の氏神。伊勢外宮には、ここの祭神、豊受大神様が祭られておられます。実に風格があり、そして、なおかつ、やわらかく自然体な空気感がとてもいい。。。
そして、籠神社にお参りしたあとは、必ず、その奥の院、真名井神社に向かいます。
神話では、ここに豊受大神様は降臨されたそうですが、それは、古代神道はこうであったのだろうと思わせる、木々や岩岩をまつる自然信仰・・・。
豊かさ、おおらかさ、そして、飾らないやさしさと、生命力がみなぎる聖地です。
真名井神社にくると、ハートがのびのびします。
とても、懐かしい、心地よい、神社です。
今年の春から、以前からのお知り合いで、facebookで再会した方が、この神社の前にある、天橋立ユースホステルの管理人さんになっておられることを知り、訪問しました。本当に、嬉しい再会です。ユースホステルの中も、清潔であったかい雰囲気があって、素敵でした。なんといっても、リーズナブルな料金で、あの真名井神社のご神域にずっといれるのですし、それに素敵な管理人さん(藤本さんとおっしゃいます)のお話しも聴けるのですからおすすめです。
http://www.hashidate-yh.jp/
★
今回、丹後半島に行きたいと思ったのは、また、ここのところ、兵庫県西宮市、甲山中腹の、神呪寺の開祖、如意尼こと、真名井御前のことが気になり始めたからです。
この方のご出身は、丹後国一の宮、籠神社に伝わる海部氏の娘。神代以来の神官の家系に生まれた彼女は、齢10歳のときに誘われるがままに京、頂法寺の六角堂に入り、ここで教養を積む傍ら、如意輪の教えに帰依していったと言われます。「その生地の豊受大神が神代より鎮まり坐す、与謝の真名井原に湧くご霊水のお蔭を蒙ったのか、身も心も浄化された、天性の美しさとやさしさと、ただならぬ気品をただよわせた、しとやかな女性であった(元伊勢籠神社ご由緒略記)」らしく、その後、20歳の時に、後の淳和天皇となる皇太子に見初められ、即位後、第4妃となり、迎えられたそうで、しかし「、後宮の女官たちの激しい嫉妬に世の無常を感じ(同書)」、26歳の時に出家。観音のお告げのままに、西宮の甲山に一宇を建て、そこに空海を招き、翌年に灌頂を授かったといわれます。
この空海と真名井御前の縁は本当に深く、承和2年(835年)の3月20日、如意尼は師空海の坐す南方に向かって合掌して坐し、如意輪観音の真言を誦しながら、そのまま紫雲に乗って、遷化した。齢正に三十三歳」だったといいます。ところで、その翌日の3月21日。高野山の空海も、まるで真名井御前(如意尼)のあとを追うように、62才で入定されたといいます。
子弟というには、あまりにも深い空海とのご縁です。私には、イエスキリストの魂の女性性がマリアであるように、空海の魂の女性性が真名井御前であるかのように見えます。また、真名井御前によって、空海のもとに、海部氏のもとに伝わる神道の秘宝が伝わったともいわれます。真言密教は神仏習合によって起こりますが、唐からもたらした新仏教に、日本古来の神道の秘宝が融合したい、真言密教の豊かな世界が育っていったのでしょう。。
★
この真名井御前のことを知ったのは2007年。初めてのアンマ、関西(神戸)プログラムの一週間前の、西宮の神呪寺のご本尊である、如意輪観音像の御開帳の日です。それは、空海が真名井御前をモデルにして彫ったという言い伝えがある仏像です。この仏像の御開帳から、不思議なシンクロニシティがおこり、私のところに真名井御前にまつわる話が、次々に訪れるのです・・・。
それから、私は長い間、この真名井御前のことが気になり気になり・・・。
このように、ブログに書いたり、人に語ったり・・・。
アンマと、この真名井御前の女神の波動が、重なり合い、もう一つの波となり、現代へと伝わります。
あげく、私のブログを読んだ、舞踏家の女性が、西宮、甲山で、真名井御前の御霊に奉納舞踏を捧げたいとおっしゃることに・・・。
なんとか、それもやれたのですが、なんと・・・。
その日は、西宮では珍しい大雪で。バスもタクシーもすべて停止してしまうような、異例の大雪。。
その真っ白で、神秘的な雪に覆われた甲山神呪寺の境内で、奉納舞踏を捧げていただいたのが2008年の1月。。。
今回の、丹後半島の大雪も、何やら、その日を思い出す、特別なメッセージを感じてしまうのでした。
★
さて、はなしが横にそれてしまいました。
私は丹後一の宮、籠神社へと続く道。
そして、天橋立の道を歩くのが大好きです。
それは、人の世と、神々の世とをつなげる、架け橋で、
人の心の内側にある、神性の扉を少しずつ開けていくように感じれて
少しずつ、神さまの懐に近づくような心地になるからです。
雪の天橋立を歩いて、たどり着いた籠神社で、
ひさしぶりに、御神籤をひきました。
神と一つの心になれば、はれてすずしい胸のうち。
嬉しくも、心地よいメッセージに、思わず、心が微笑みました。
(旅の続きは、次のブログでお届けしますね)
写真、上2枚は、天橋立の道。
写真上から3、4枚目は、笠松公園からの天橋立の風景です。




by reiko-koyago
| 2011-12-27 01:41

エサレン®ボディワーカー、amana space &NPO法人タッチケア支援センター代表の中川れい子(旧:こやごれーこ)メッセージブログです。お問い合わせは mail@amanaspace.com 。 HP http://www.amanaspace.com/ http://touchcaresupport.com/
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