水の女神をめぐる②ー天川大弁財天ー
9月の熊野から刺激を受けたのか、
なぜか、この秋は聖地づいています。
10数年以上ぶりに、天川大弁財天へ。
2011年の大水害で大きな被害を受けられた以来、初めてのお詣りです。
実際に訪れてみて、当時の被害が相当に大きかったことが今なお伝わり、そこから復興されてきた皆様方のご苦労がしのばされます。実のところ、かつて、天川さんからはとても良い導きをいただいているのですが(このことについては、あらためて振り返り書いてみようと思います)、あれほどお世話になりながら、何も復興のお手伝いをしてこなかったことが申し訳なくなったと同時に、東日本大震災と福島第一原発事故と同年に起きた天川の大水害(熊野もですが)の意味の深みを改めて噛みしめます(ちょうど、タッチケア支援センターを立ち上げた年でもあります)そして、この秋に連続する大水害の被害も。。。
何故、突然、天川へと訪れたのか?それは、天川に一度も訪れたことのない東京のお友達(通訳の由美子さん)をご案内したからなのですが、もうひとつ。。。熊野ー六甲ーと続く「水の神様」の流れでもあるかもしれません。5人の女子での日帰り旅行。関西でのエサレン認定コースのメンバーとご一緒に、電車とバスを乗り継いで、きゃぴきゃぴと楽しい1日でした^^。
近鉄電車「阿部野橋(天王寺)」駅から、「下市口」へ。そこから、天川川合というバス停まで約1時間。弁財天さんいきの直通もあるのですが、この時間帯は川合まで。そこから歩こうと思っていましたが、ちょうどタイミングよく、天川弁財天行きの循環バスがやってきて、それに乗りました。あっというまです^^。(車ならば、天川川合の数駅前の「丹生川上神社下社」にも立ち寄るのですが^^。
天川弁財天さんの前に到着したのですが、お詣りの前に腹ごなし。弁財天さんの鳥居のすぐ前にも素敵なカフェがあったのですが、お食事はないということなので、そこから歩いて3分ぐらいのログハウスの素敵なカフェ「オートリ」さんに行きました。こちらにお邪魔するのは、10年以上ぶり? さらに素敵な空間になっていました。(写真は、一緒に訪れた幸田志友さんからお借りしました)

お腹が一杯になったあとは、いよいよ参拝へ。
天川大弁財天さんの鳥居です。
5人囃子のような女子5人組♪


裏手の、役行者さんの小さな祠も必ずお詣りするところです。
そのすぐ前に、神社さんのもつ「参集殿」があります。
この「参集殿」には、私は深い思い出があります。
それは、また次の機会に。。。

かつて私が、天川弁財天に行くたびに、いつも訪れていたのは「六角岩」という、天の川の中洲にある川の対岸の石の見える河原。みんなをご案内。
途中の川が、キラキラとしてとても綺麗でした。川に導かれながら、六角岩へ。

はじめて、天川に来た時に、連れてきてくれた友人が「六角岩にいったらいいよ。。。」と言われて、その人は日帰りでかえってしまったのですが、私は1泊して、翌日に探して訪れてみたたのですが、着いたとたんに、くらくらと心地の良い睡魔に襲われて、河原でどたんと眠ってしまったのです。そのあと、慈雨のようなさらさらとした優しい雨が一瞬ふりました。空には太陽が昇っていて、キラキラと湖面を光が反射していました。その時、サラスバティ(弁財天)と、思わず私の口はつぶやいてしまったのです。それ以来、私は、天川に訪れたら、必ず、六角岩に来るようにしています。その後、六角岩ではさらに不思議なことが何度か起こりました。。。
でも、2011年の洪水で・・・
六角岩のある崖の前には、天の川の流れる河原が広がり、さらに、その手前には「禊殿」があります。
が、その河原も、禊殿も、10数年前の光景から、大きく変化していました。土砂ぐずれの後はいまなお生な生しく残ります。河原のすぐ近くにまで近づけたのが、今はそれも難しくなっています。こちら、洪水・土砂崩れの今なお残るあと。

でも、六角岩は変わらずそこにあり、そして、川の流れも、あの頃と変わりません。一昨日の大雨にもかかわらず、透き通るように透明な水の流れ。そして、どこか時間が止まるような気持ちになる場所です。先日、六甲比命神社からつながる、瀬織津姫を連想したり。水の神、弁財天と瀬織津姫。サラスバティ。
ある時、幸運なことに柿坂宮司さんに直接、六角岩のことを伺うことがあったのですが(実は、六角岩にいたら、偶然、宮司さんに声かけられて、1時間ほどお話をしたのです。)、天川さんには、何も記録は残されていないということでした。たぶん、天然の形で、偶然六角なのでしょう。この河原の川の流れ、そのものが、ご神体なのではないかと想像しています


「禊殿」も土砂ぐずれで流されたらしく、以前のお社ではありませんでした。そして、以前よりも立派になっていました。
あとで調べてみたら、洪水で禊殿の中から古文書が出てきたということを知りました。そこには、その禊殿が拝する高倉山には国常立神が祀られていると記されていたとのこと。国常立神、、すなわち「ガイア神」。。。(天川神社復興についてはガイアシンフォニー8番に描かれています。もう一度観たくなりました)


天川を訪れたら「天の川温泉」につかるようにしています。天の川と同じ、透明でさらさらとした泉質。からだで水を感じてみる。温泉で、天川で調合されたアロマの精油にも出会いました。我らが女子の感性がさく裂!

*
途中で、みんなが草花や小さな生き物を上手に見つけていくのに感心しました。神様は、そこかしこに。道中も語り合いながら、それぞれの魂の旅路が交差して、川面にキラキラと光りが反射しあうような1日でした。


待っている間に、おみくじを引き、社務所で柿坂宮司さんと鎌田東二さんのご本を買いました。オタクな私は、ちょっと、わくわくしながら読んでいます^^(あっというまに読み終えました、、、この本、とても良いです。鎌田東二さんの、天川弁財天の歴史的解説と、柿坂宮司さんの人生があふれ出ていて。。。まさに「宇宙」。新宮に流れ出る「熊野川」、さらに上流にいくと「十津川」。その十津川の上流、源流が、この天川の水域であること・・・。源流により近いところなので、大雨の次の日でありながら、水が透き通るように清いのでしょう。)

長い間、訪れれませんでしたが、1日日帰りでいけるのですから、再び、頻繁に訪れようと思います。
復活した、天川大弁財天へ。
天川弁財天。これから、紅葉の季節です。

エサレン®ボディワーカー、amana space &NPO法人タッチケア支援センター代表の中川れい子(旧:こやごれーこ)メッセージブログです。お問い合わせは mail@amanaspace.com 。 HP http://www.amanaspace.com/ http://touchcaresupport.com/
by reiko-koyago
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