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レイライン通信 ~ 光の循環~  / 中川れい子のパーソナル・ブログ

富士山静養園へ -地域・コミュニティ・循環、そして源流へ ー

東京に滞在している間、
夫と二人で、かねてから訪れたかった
静岡県の”富士山静養園”さんに
1泊2日で訪れました。

あまりの富士山の美しさに圧倒されました。
いまだに、余韻を感じています。

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ここに訪れたのは
去年・今年と、伊豆の
上野圭一さんのもとを
訪問したときに、二度とも

「絶対に、富士山静養園に
 行ったほうがいい。
 そして、山本竜隆医師に
 会ったほうがいい」

と、熱く、勧めていただいたからです。

実際に、訪れて、お会いしてみると
そのお言葉の意味がよくわかりました。

上野圭一さんが訳された
アンドリュー・ワイル博士の
「癒す心・治る力」をお読みになられて
アンドリューワイル博士が教える
アリゾナ州立大学で、統合医療を学ばれた
山本竜隆医師は、
日本人初めての弟子というお立場に
留まることなく、帰国後も
ずっと、統合医療の実践と探求を持続してこられ
最初は、都市部での統合医療のセンターを。
しかし、そこで限界を感じられて
統合医療から、行き着かれたのが
”地域医療”というフィールドであったという。。

そこに至る壮大な道のりと
具現化された広大な敷地の静養園を
体感させていただき、
しみじみと受け取らせていただきました。
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広大な敷地の中の森林を案内してくださる、山本竜隆氏
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お料理は、元宝塚歌劇団におられた奥様の手料理。
とても優しいお味で、からだにしみこんできました。
なんと、あの「ベルばら」のロザリー役をされていたという!
私は、ベルばら世代なので、感動しています^^。
とても、素敵な奥様でした。
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日月倶楽部では、溶岩プレートでのバーベキューもできるとのこと。


まず、西側から見上げる富士山の壮大な美しさ。
関西に暮らしていると、富士山はあまり
身近なお山ではありません。
今回、私にとって、最大接近ではなかったでしょうか。。。

観ているだけで、お側にいるだけで
どっしりとすそ野が広がり、
自然とグランディングし、
地球の一部であることを
からだに伝えてくれるお山です。
そして、果てしなく神々しい。
(この世のものではないかのように)

これが、富士山か。。。と。
いったい、私は何年、
日本に暮らしてきたのだろう?
と、ちょっと、苦笑い^^。



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日月倶楽部には、グランピング用のドーム型のお部屋もありました。


そして、山本竜隆先生ご自身が
おおいなる富士山のように
とてもグランディングされていて
地球と自然と、地域社会と
まるごとしっかりと
つながっておられることも。。。

山本先生が、この地と出会い、
富士山静養園・日月倶楽部・
そして、朝霧高原診療所という
3つの統合医療と地域医療、
そしてウェルネスにかかわる施設を
この地に具現化するまでには
想像が及ばないほどの
大きな大きな意志の力と実行力、
そして、大いなる自然への畏敬の思い
地域社会への敬意と謙虚さ
つながりへの信頼がおありだったのだろうと
胸が熱くなりました。
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富士山静養園の母屋。
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日月倶楽部の母屋の中には、富士山の裾野のジオラマが。
窓からは、本物の富士山を臨めます。


そこには、いわゆる
滞在型のリトリートセンター
という(日本ではまだ定着はしていませんが)
枠組みをさらに超えて

自然・環境・社会・五感・・・
様々なつながりのなかで
人間まるごとをホリスティックに看る
”統合医療”という領域を

人間のウェル・ビーイング(幸福)
さらにコミュニティ(地域社会)という
フィールドにまで豊かに広げた
ビジョンがおありで

それを、富士山という
まるでこの国の象徴でもある
大自然の源に
具現化されたという。。。

そして、その敷地内には、
富士山の雪解け水が
富士川へと流れていく
源流があり
そこにも、ご案内していただきました。

(一連の「水を巡る旅」のひとつとしても
 今回の旅は意味が深かったです。
 まさに、”源流”。
 そして、そのお水の美味しかったこと!

 それは、100年前の雪が解けたお水だそうです。
 この敷地内に、その源流から続く
 小川は流れています。
 かつてはその清流の中で
 ワサビ田が広がっていたそうです。)

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静養園の母屋の前の日本庭園の池。

今回のワークショップのテーマは

”地域包括ケアシステムと社会的処方箋”
ホリスティック医学の可能性を含めて

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最初、私はこのタイトルを読んで
ちょっと、くらくらっと
内側を揺さぶられるものを感じました。

というのは、地域包括ケアシステムとは
都市部の地域社会で進むものだと思っていたからです。
実際に、私の暮らす兵庫県尼崎市にも
日々、医療・福祉関係の皆様が奔走されています。

人里離れた、滞在型リトリートとは
少し、空気感に微妙な距離を感じてしまう。

タッチケア支援センターの”タッチケア”は、
米国カリフォルニア州に1963年に開設された
ヒューマンポテンシャリティと自己変容の
意識の成長センターとして有名なエサレン研究所
育まれたエサレン®ボディワークを母胎としています。

サンフランシスコから車で5時間ほど。
秘境、ビッグサーの温泉の湧き出る
滞在型リトリートセンターで
生まれたボディワークを基盤にもつ
私達の”タッチケア”を、地域社会に
活かしていくために、
この都市部のケアの在り方と、
人里離れたリトリートセンター
との距離感について、
何度か感じてきた違和感と葛藤です。

ところが、今回のお話を拝聴していると
そういう違和感や葛藤は、
もう古めかしいものなのだと
いうことが、わかってきました。

人間の健康と幸福には
自然とのつながりが不可欠であり、
いのちの循環と地球との共生
さらには宇宙とのつながりを
体感できるような
都会から離れた
ゆったりとした時間を設けた
滞在型リトリートという発想が
”医療”や”養生”そして”回復”にとって
すでに、私達の社会には、
必要不可欠なものであるということ。

というのか、、、。
私自身が、そうした
長期滞在型のリトリートを
何度も繰り返して
あるいは、主催して
自分自身の中の変容や
参加者の方の変容と癒しを
目の当たりにしてきたのに
それを”ちょっとした変わり者の世界”だと
封印してしまうのは、
自分自身の自己肯定感の低さに
またまた、苦笑してしまいます^^。
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”地域”という言葉は
私は、阪神淡路大震災の時に
出会いました。

1つのエリアに
同じように襲い掛かる
震災、、、家屋の倒壊。
同じ地域に暮らすものが
手をとりあって、
助け合い、支えあう。

災害にあって、はじめて
気が付いたものです。

自然とのつながりだけではなく
人と人とのつながりも途絶えつつある
都会での生活。。。

統合医療は
地域の中で
そして、自然の中で

というコンセプトは

こうやってお話を伺っていると
当然といえば、当然。

病気になる前に、
病気にならないように
予防医学を地域で支えること。
これもまた
医療の仕事。

統合医療先進国である
キューバでは

人々の健康には

*家庭
*コミュニティ
*健康教育が

大切だというお話もありました。

また、富士宮市の
地域包括ケアシステムでは
医療者や福祉関係者
家族のほかには
地域の人々も
話し合いに参加するということも。

専門家だけではなく
地域の一般の人々も
健康と回復のために
かかわっていく。

このことは、
実際に、何度もエサレン関連の
滞在型のグループワークショップの
オーガナイズをしてきて
体験してきたことです。

ワークショップの中での癒しは、
講師や教えや技術や手法ではなく
参加者同士の
つながりと、
その”場”の力の中で
ごく自然と
起こっていくのですから。


また、現在の日本の地方都市でも
高齢者の方が認知症になって
徘徊をしても
地域の人が見守って
もしも迷子になったら
連れて帰ってくれるようなことも
よく、聴きますよね。
もともと、日本の地域社会がもっていた
機能だったのかもしれません。

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参加者のみんなで拾って寄せてみた、落ち葉たち。


統合医療もまた

狭義では 医療機関の中でおこなうことですが、
広義では コミュニティそのものをあらわすこと。

そこで

社会的処方箋”という言葉がでてきます。

それは、一人の患者さんの治療のために
お薬だけではもちろんなく
医療者だけでもなく
福祉関係者だけでもなく
そこに
代替医療家
家族
環境
そして、
地域の人々が深くかかわっていく。
(子どもも含めて)

今の薬だけの処方箋を
はるかに超えたビジョンです。

社会ぐるみで、一人の人を
診ていくという処方箋。

こうしたアイデアを
山本先生は

ヨーロッパの限界集落に近い
地方の農村で、発見したということでした。

地方の農村部では、
医療の中に、すでに

森林の中を歩く 瞑想する
ぶどうの収穫を作業療法としておこなう
ことなどが、すでに含まれているという。。。

ミュゼ―セラピーという
言葉を今回初めて知りました。

ミュゼ―とは「中庸」「環境」という
フランス語だそうです。

*時間の経過
*自然との循環
*五感を開く
*瞑想
*人との交流

こうしたものを
大切にしていくセラピー。

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一瞬、エサレン研究所の試みを
思い出します。

が、アメリカ社会よりも、
ヨーロッパのほうが、すすんでいるとのことです。

(山本先生ご自身が、アメリカ統合医療のアンドリュー・ワイル博士から
 ヨーロッパを視察するようにアドバイスを受けられたとのこと)

ヨーロッパの人々の
暮らしの在り方

それは、仕事と日常を
切り離さない
オンとオフとでわけない
生産性で自分の人生を
切り売りしないような
生き方、、、なのかもしれません。


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と、、、なると。。。
今回、いろいろと考えさせられました。

現実問題として
私達は、都会で働き
週末を自然の中で過ごす・・・
あるいは、休暇を過ごすというのが
日常の自然との付き合い方です。

とはいえ、今回思ったのですが、
土日に、訪れた富士山静養園

まぁ、その行き帰りの混雑したこと。。。
高速バスを使ったのが悪かったのか
行楽シーズンの土日ということで
往復、バス、11時間かかってしまいました。
(東京から脱出してまた戻ることそのものが大変!
 おそるべきは”中央道”の車の多さ。
 関西人には未知でした^^)

1泊や2泊ではなく
自分自身をしっかり癒すなら
やはり、5日から10日は滞在したいものですね。

そうなると、今の日本社会の働き方では
問題が出てくるでしょう。

やはり、社会まるごとが
目覚めていくことが大切かなぁ。。。

まずは、ほんとうに
日々忙しくて、奔走されている
医療者の方に、
富士山静養園に訪れて
ゆっくりしていただき

そして、各地域の中に
それぞれで暮らす方達が
安価でゆっくり回復することができる
リトリートセンターを作っていくような
未来社会ができればなぁと

夢想してみたりもしました。

タッチケア支援センターも
地域のNPO法人として
これから、何が出来ていくのかを
さらに、深めていきたいなぁと思います。


この山本竜隆先生の
地域包括ケアシステムと社会的処方箋のお話とともに

アロマセラピストの
安珠さんによる
パーマカルチャーと
トランジションタウンの実践の
ご報告。

アロマセラピストという
個人にかかわるお仕事から
社会全体、地球全体の癒しへと
広がっていく、
そして、持続可能なコミュニティを創造する。

ほんとうに壮大な
実践のご報告で、
素晴らしかったです。

また、久保木み規さんによる
アーユルヴェーダを取り入れた
セルフケアのお話も、朝のクラスに。

セラピストとして
医療や福祉のフィールドでも
ご活躍で、お話には
とても、深みがありました。

インドや中国では
日々の健康にすでに
多くの癒しの叡智が活かされてきた
歴史があります。

日本でも、かつて
そうだったのでしょう。

統合医療と
地域包括ケアシステムは

私達の中で
冬眠してきた何かを
目覚めさせるような
道筋なのかもしれませんね。


晩秋の色が美しく
太陽と星々と月と
清流、そして、富士山と
地域のケアに思いをもつ
素晴らしい方々とご一緒できた
2日間でした。

感謝と光とともに
蒔いていただいた種子を
これから、じっくり温めて
いきたいと思います。



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by reiko-koyago | 2019-11-19 12:49

エサレン®ボディワーカー、amana space &NPO法人タッチケア支援センター代表の中川れい子(旧:こやごれーこ)メッセージブログです。お問い合わせは mail@amanaspace.com 。 HP http://www.amanaspace.com/ http://touchcaresupport.com/
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