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2010年 原点回帰 “熊”の年

いそがしくて、レイライン通信がまったく更新できないうちに、数か月がたってしまいました。
あらためて、あけましておめでとうございます^^。
今年は、寅年、ひそかに年女です^^。
でも、なぜか、”熊”の年なんて、ひさびさのブログに書いてしまってます。
さて、その訳はゆっくりと^^。



今年は、我が家は主人のお母様の喪中なので、お正月のお祝いもそこそこに・・・。
年末年始は、ジョナも日本に戻ってきてたので、冬休みの主人と一緒に、おいしいものを食べたり、映画を観たり、ショッピングしたり、旅行(年末に伊勢神宮へ!)にいったり・・・。
家事や遊びや、二人の家族の世話にあけくれながらも、新しいスペースの開設の準備は着々と進んでいって、とにもかくにも、忙しい2010年の幕開けでした。


新しいスペースは、昨年末、12月30日に、おおまかな工事はほぼ終了。
養生用シートが貼られていた杉床材もやっとお目見えし、予想以上の、ナチュラル空間が現れてきました。
壁は、漆喰のわら材をまぜたもの。ところどころに見える、熊野の流木や、曲線を描く壁のカーブの趣は、くどすぎない程度に、十分にインパクトもあり、「生命力を感じながら、安らぎを感じる、ナチュラルな空間」という当初の思いが十二分に現実化したように思います。内装工事を担当してくださったみなさん、ほんとうに、ありがとうございました。

これから、あと数日、内部塗装などの作業が残っています。
2月いっぱいは、内部備品の調達や、DMの郵送、ホームページの作成など、、、。
あとしばらく、準備期間をいただいて、3月にはいよいよ、オープニングです!
皆様、よろしくお願いいたします~♪

名前や、メニュー内容も変更する予定です。
名前は、ほぼ決定なんですが、発表まで、もう少しお待ちください。


自宅二階を、ヒーリングスペースとして開業して、来年で丸10年となります。

自宅で開業していたので、営業活動もそこそこに・・・、
そのぶん、セッションそのものに深く取り組みながら
ヒーリングとは何?ボディワークとは何かについて
探求する時間が十分にあったことは、ありがたいことでした。

この愛すべき、私のセッションルームで、
ほんとうに、多くの方と、出会っていきました。
セッションののべ回数は、おそらく、2000回を超えているでしょう。
多くの師匠にも出会っていきましたが、私自身を育ててくれたのは、この一回一回の”セッション”そのものだったと思います。

セッションルームとは、私を、そして、クライアントさんをはぐくんでくれる、あたたかい”子宮”のような存在でした。
私は、10年間、このセッションルームが、より豊かな子宮となるように、その、あたたかさ、心地よさを、はぐくんできました。
私も、育てられましたが、私もまた、この子宮を育ててきました。

私のセッションルームは、十二分に、私の期待にこたえてくれたと思います。
クライアントさんが、自分自身のあるがままへと回帰し、再誕生する場として、はたらいてくれました。

古代ギリシャでは、ただ、そこに横たわり、眠り、夢を観るというヒーリングのための神殿があったそうです。
セッションを受けたお客様の90%以上の方は、一瞬、深い眠りを体験します。
まさに、その眠りこそが、大切で、ヒーリングの質を左右するものです。

セッションルームとは、胎児が夢を観る、子宮であり、
聖なるものとのつながりを回復する、神殿のようなもの、
あるいは、ネイティブアメリカンの浄化の儀式である
スエット・ロッジの空間にも似ています。

そういう意味で、実のところ、
私は、いままでのセッションルームを
とても、とても、気に入っているので、
手放すのが、ちょっと、おしい気もしています。

二階階段をあがったところ、手前の部屋は、
表に面した、明るいお部屋・・・。
そこで、カウンセリングをしてから、
数メートルの廊下をとおって、奥のお部屋で
セッションをおこなう・・・。
それが、10年間の、スタイルでした。

この廊下は、古代の横穴式古墳の、
石棺のおかれた石室へとつながる廊下「ぜん道」
にも、似ています。

古代の墳墓は、子宮の形と似ていて、
死とは、再び、子宮にもどり、
そこではぐくまれ、再生することを、
表していました。

子宮は、神殿であり、そして、宇宙へと回帰するところ・・・。
ヒーリングとは、そうした場の力が働いてもたらされるもの。

いろんな意味で、私は、これまでの、セッションルームを
愛してやまないのですが。。。。
でも、もう、そろそろ、このお部屋も、引退するときが
やってきたように思います。

いままで、ほんとうに、ありがとう・・・。
感謝につきません。





そして、新しい空間へ・・・。


100%ではありません。
いろんな妥協点はありました。
でも、今、与えられている場所で、つくりあげれる
最高のものが、出現したと感じています。
そういう意味では、100%以上の出来栄えです。

前のセッションルームは、安定するのに3年ぐらいかかったけど、
今回は、3か月ぐらいで、安定していくのではないでしょうか・・・。
これからが、また、楽しみです。


天の流れにさからわず、
地の利によりそいながら
無理なく、ここちよく、
必要におうじて、成長していく・・・。


大切なことを忘れず、気負わず、
訪れる人が、ほっと、安心する
空間を育てていこうと思います。


  ★



毎年、1年を象徴する、メディスンカードを引かせていただいています。
今年は、”熊”のカードを引きました。
熊の意味は、「内省」
そして、「子宮」をあらわします。


新しいことをスタートし、外側に向かっていく”わくわく感”よりも、
原点へと戻り、自分の中心へと帰っていく、ゆったりとした感覚が広がっていきます。

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熊のようにどっしりと、
ほんとうに、大切なことを、見失わないように
この空間が、まるで熊の胸に抱かれるような
聖なる神殿に育っていきますように・・・。



そんなこんなで、

2010年、本年も、よろしくお願いいたします♪

愛と感謝をこめて


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by reiko-koyago | 2010-01-14 13:57

エサレン®ボディワーカーでNPO法人タッチケア支援センター代表理事の中川れい子(旧こやごれーこ)の個人ブログです。2003年から、エサレンやソマティクス、ボディワークや癒し、聖地巡礼、社会問題の徒然を気ままに綴り続けています。Soumyaは”月の女神”をあらわす私のホーリーネイム。


by reiko-koyago