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レイライン通信 - Soumya 中川れい子の日々を伝えるblog rayline.exblog.jp

エサレン®ボディワーカーでNPO法人タッチケア支援センター代表理事の中川れい子(旧こやごれーこ)の個人ブログです。2003年から、癒しのことを、旅のこと、聖地巡礼、社会問題の徒然を気ままに綴り続けたブログ。


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ソマティック心理学協会の機関誌「VOSS voice of somatics & somatic psychology 2021-22」に寄稿させていただきました。あらためて、エサレン研究所の歴史と、エサレン®ボディワークの源流について書かせていただけたのは良い機会となりました。ここからさらに膨らませて、わたしとエサレン、そして、ソーマのことを書き綴りたいと思います。blogに、投稿内容をエサレン研究所の写真とともに掲載しますので、お届します(中川れい子)


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エサレンとソマティック


中川れい子

エサレン®ボディワーク認定施術者

NPO法人タッチケア支援センター代表理事

はじめに


2021年10月4日、日本ソマティック心理学協会 第8回記念大会のプレイベントであるソマティック・ウイーク(オンライン開催)の初日に、久保隆司会長とご一緒に“エサレンとソマティック”についてお話させていただきました。このテーマについて、あらためて寄稿させていただきます。


ソーマとソマティクス


ソーマ(SOMA)は、ギリシャ語の“からだ”をあらわす言葉で、英語の“BODY”が肉体的身体を表すのに対して、“SOMA”は、こころ・身体・魂など、あらゆる次元を含む身体を表す言葉です。エサレン研究所の初期の教育ディレクターであり、フェルデンクライス・メソッドの実践者でもあった哲学者のトーマス・ハンナ(Thomas Hanna 1928-1990)は、「ソーマとは内側から体験する身体であり、刻一刻と変化するプロセスである」と語っています。そして、身体感覚に働きかけることで、身体だけではなく生き方や自己成長そのものにかかわるワークの総称としてSOMATICSという概念を提唱しました。“S”がつくのは、フェルデンクライス・メソッド、アレキサンダー・テクニーク、センサリー・アウェアネス等、様々な身体的ワークが複数あることを示し、トーマス・ハンナが中心となって発刊した雑誌の名称、「SOMATICS」に由来します。


ハンナがこの言葉を使い始めたのは1976年で、それに先立つ1960年代、エサレン研究所はすでに、身体感覚の直接体験を通じて人間の意識の変容と潜在的な可能性に取り組む、新たな潮流の中心でした。そこには、二つの世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争や人種差別や過酷な精神治療など、「ソーマ」を痛ましく虐待し続けてきた欧米社会の歴史背景もあったのでしょう。


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エサレン研究所、瞑想センター


エサレン研究所の誕生


1960年代、アメリカでは公民権運動、ベトナム反戦運動、ヒッピー文化、サイケデリック・ムーブメント、ビート二クス運動等が渦巻き、既成の文化や思想に対抗し、人間精神の内側から根本的に探求しなおす気運が盛り上がりました。当時はマリファナやLSD等の作用で意識の変容を体験することも盛んでしたが、やがて瞑想・ヨガ・気功・禅・合気道など、東洋をルーツとする身体技法へと関心が広がっていきました。特に、1952年の移民法改正以降、アジア人移民が急増したカリフォルニア州のサンフランシスコ周辺で、その傾向が顕著でした。


そうした時期、共にスタンフォード大学を出たマイケル・マーフィー(Michael Murphy 1930~)とリチャード・プライス(Richard Price (1930 –1985 Dick Priceとも呼ばれます。以下、ディック) は出会いました。マイケルは、医師になれという親の願いに反して、東洋哲学や精神世界の探求に没頭していました。学生時代に心理学を専攻していたディックは、卒業後に軍隊に入ったことで心のバランスを失い、精神病院で受けた苦痛を通じて既存の精神治療に深い疑問をもちました。現在、エサレン研究所の敷地は、マイケル・マーフィーの祖父の別荘があった地です。マイケルは家族の土地を提供し、企画と広報を。ディックは訪れる人にとって、安心して心地よく過ごせる場づくりを丁寧に積み重ねていきました。


ディック・プライスは1984年の春、2日間にかけて長いインタビューを受けています(翌1985年の秋、落石事故によって他界) 。ディックは、『あなたはどんな空間を作りたかったのですか?』という質問に対して、このように答えています。


『エサレンのような場所ですね。野外で、閉じ込められずに過ごせて、良い食事を摂れて、何かを覆い隠さず、同じような体験をした他者が作り出したネガティブな自己定義が無く、あるがままを体験しながら生きていける場所です。そして、精神科医のような人がおこなう、何か特別なことをしようとしないスタッフが居る場所です。・・・・(質問者:では、代わりに何をするのでしょう?)・・・・私には三つのキーワードがありました。プロセスを信じること、プロセスと共に居る事、立ち入らないこと。言い方を変えると、何が起きていても、それを抑圧せず、信頼して、その体験に空間を与えるということです』


エサレン研究所のあるビッグサーは、サンフランシスコから車で3時間半程南へ、ハイウェイ1という太平洋沿いの一本道をまっすぐに下ったところに位置し、以前から自然を愛する前衛的な芸術家や作家が移り住む地でもありました。マイケルとディックは、新しいセンターの名前を“エサレン研究所(Esalen Institute)”と名付けました。エサレンとは、そこにかつて暮らしていたネイティブアメリカンである部族の名に由来します。「お湯の沸く場所」という意味で、その言葉のとおりビッグサーは温泉が湧き、今なおエサレンは太平洋を臨む温泉で有名です。


マイケルもディックも、強いリーダーシップでエサレン研究所を運営したわけではなく、むしろ中心を“空”として、様々な先駆者や探求者、協力者、そしてゲストを受け入れながら、まるで泉が沸きいずるかのように有機的に生成し続けてきたのがエサレン研究所だと言えるでしょう。そして、その原動力となったのが、ヒューマン・ポテンシャル運動でした。



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マイケル・マーフィーとディック・プライス

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太平洋岸のお風呂を見下ろして
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敷地内の農園


ヒューマン・ポテンシャル運動と人間性心理学


当時、彼らを刺激したのは、英国の作家で『知覚の扉』等の著者として有名なオールダス・ハクスリー(Aldous Huxley, 1894-1963)が晩年に提唱した、ヒューマン・ポテンシャル運動(Human Potential Movement)でした。人間の潜在的な可能性を開拓する運動で、人間性回復運動とも呼ばれます。それは、新たなフロンティアは外側ではなく、人間の内的な意識を探求することも意味しました。


ハクスリーは、「人間は脳の全ニューロンの10%もいまだに使っていない。人間には、まだ非常に大きな可能性(合理性・愛情・親切・創造性など・・・)が潜在している」と説きました。彼は、自身の目の治療のためにフレデリック・マサイア・アレクサンダーからワークをすでに学んでいたのですが、こうしたヒューマン・ポテンシャルの回復と開発のためには、「身体性」「体験」「気づき」「創造性」「楽しむこと」が重要であり、そして、人間は言語と非言語の両方の世界に棲む“両生類”であると説きました。1962年1月、ハクスリーが最初で最後のワークショップを開催したことからエサレン研究所の胎動が始まります。今でもエサレンのメイン・セミナールームの名は“Huxley”です。


また人間性心理学を提唱し、すでに高名な心理学者であったアブラハム・マズロー(Abraham Maslow 1908-1970)も、エサレン研究所に大きな影響を与えています。1962年の夏、彼は、偶然、ビッグサーをドライブしていた際に立ち寄ったといいます。マズローが加わったことで、固定観念によって抑圧され疎外されてきたヒューマン・ポテンシャルの目覚めを通じて本来の自分を取り戻し、より豊かな在り方へと導くというエサレン研究所のビジョンはさらに広がりました。


他にも、エサレン研究所には多くの心理療法家が訪れています。来談者中心療法のカール・ロジャーズやゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、ホロトロピック・ブレスワークを展開し、マズローとともにトランスパーソナル心理学協会を立ち上げたスタ二スラフ・グロフダブルバインド理論のグレゴリー・ベイトソン、エンカウンターグループの創始者、ビル・シュッツ、ウイリヘルム・ライヒの流れをくむアレキサンダー・ローエン、プロセスワークの創始者アーノルド・ミンデル・・等、数えきれないほど大勢の、今日のソマティック心理学の源流となる先駆者が滞在し、長期にわたりワークショップを展開しました。


その他、カルロス・カスタネダや、ラムダス、ティモシー・リアリー、ジョセフ・キャンベル等、人間の意識の変容にかかわる探求者が大勢エサレンに訪れて、やがてニュー・エイジや、ホリスティック医療にも影響を与えていきます。


エサレンに訪れる人々は、考えや立場の違いを超えて温泉に浸かり、太平洋の海を眺め、波の音を聴きながら、敷地内でとれたオーガニックな野菜料理を食し、ゆったりと過ごすうちに打ち解けていきます。新たな出会いと交流の波が、何度もくりかえし押し寄せながら、エサレン研究所は成長していったのでしょう。



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波の音が響く、セッション・ルーム
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エサレンのガーデン

エサレン®ボディワーの源流を辿る。


ボディワークは設立の当初からエサレン研究所の中核として位置付けられました。エサレン®ボディワークは、一般的な欧米のスウェーディッシュ・マッサージの様式であるオイルマッサージがベースですが、その人間観、身体観・アプローチの在り方、空間の捉え方等、エサレン研究所で育まれてきた哲学と、相互に交流しあう人々のコミュニティの中で熟成されていったものです。


1960年代に頻繁に訪れたドイツ生まれの精神科医フレデリック・パールズ(Frederick Perls,1893-1970)もエサレン®ボディワークに影響を与えた重要人物の一人です。彼のゲシュタルト・セラピーはディック・プライスによって「ゲシュタルト・プラクティスGestalt Practice」として受け継がれていきました。何かを変えようとすることよりも、呼吸とつながり、“いま、ここ”を“あるがまま”に気づき、そしてプロセスを信頼していくというエサレン®ボディワークの基本姿勢へとつながっていきました。


同じくドイツに生まれ、エリザ・ギンドラーに学んだ後、ナチスから逃れアメリカに移住したシャーロット・セルヴァー(Charlotte Shelver 1909~2002)がもたらした影響も大きく、彼女の「センサリーアウェアネス(Sensory Awareness)」は“Living Zen”と呼ばれ、「立つ・歩く・座る・横たわる・…」等の、単純な動作をゆっくりと動くことで、 “今・ここ”のからだの気づきを内側から深めるワークです。


エサレン草創期に頻繁に訪れたアイダ・ロルフは、筋膜(fascia)の深層にアプローチすることでからだの構造に精妙な変化をもたらせる手技療法(後にロルフィングと呼ばれます)を伝え、エサレン®ボディワークに身体全体を構造的に統合し、“重力”と共に流れるような動き、ゆらぎ、共に在るコンタクトの質を深める観点をもたらしました。


1966年にエサレンに来訪したアレキサンダー・ローエンは、感情の抑圧が呼吸の抑制や筋肉の緊張と結びつくことを説いた心理学者ウイリヘルム・ライヒ(ボディワークの父ともよばれる)の弟子でもあり、筋緊張の解放と感情の関係性についてエサレン®ボディワークに洞察をもたらしました


そして、ヨガ・気功・瞑想・合気道・禅等の東洋的な身体技法に加え、モーシェ・フェルデンクライスによる身体メソッドや、ガブリエル・ロスのダンスワーク、マリア・ルシアによるエナジーワーク、あるいは、アート、シャーマニズム等も、エサレン®ボディワークへと融合していきました。そのスタイルは、基本的に施術者の個性にゆだねられますが、ゆっくりとした瞑想的な動き、波のリズム、呼吸、今・ここの気づき、あるがままの尊重、全身のつながり、プロセスへの信頼など・・・の基本哲学が実践を通じて共有されていきます。


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関西認定コース 講習風景(マタニティのクラス)
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モデルとなってくださった妊婦さん達と一緒に集合写真


ビッグサーの海から私たちの海へ


1999年、エサレン®ボディワークの認定コースの一環として、私がエサレン研究所に初めて訪れてから23年がたちます。エサレン®ボディワーカーとして施術を積み重ねつつ、振り返れば、国内でのエサレン関係のワークショップのコーディネートや、認定コースのオーガナイズを主宰し、エサレン研究所にも10回程訪れる中、そういえば、夫と出会ったのもかの地です。また、2011年にエサレンの、やわらかで気づきあるタッチを対人援助の現場に伝えたいと願い、NPO法人タッチケア支援センターを設立しました。何かとご縁のつながるエサレンについて綴らせていただけることに、あらためて感謝申し上げます。


最後に、私が実際にエサレン研究所で滞在した時の体験をシェアしたいと思います。すでに、最盛期の潮流の残り香は感じられませんでしたが、ビッグサーの自然は当時と変わってはいなかったのでしょう。


初めて訪れた1999年。1週間のエサレンでの日々は、太平洋の波の音を聴き、海を臨む露天風呂に浸かった後、本場のエサレン®ボディワークを何度も受け、自家製のオーガニック野菜のお料理を三食いただき、朝はヨガやダンスや瞑想、講習では仲間と触れ合い、散歩では木々や草花を感じる・・・という贅沢な日々でした。最終日の頃には、からだは驚くほど軽くなり、意識が広がっていくのを実感しました。それまで半径 2m程しか感じられなかった身体の周辺が、20メートルぐらいまでクリアに感じるような感覚です。


2003年の2度目の滞在は、施術者としてある程度安定してきた時期だったのですが、あの時訪れたエサレンで圧倒的な感動を覚えたのは、あのビッグサーの波の音でした。それは、私にとって深い郷愁そのものでした。波の音と、私自身の呼吸と鼓動と、ありとあらゆる体の中の“ゆらぎ”が、からだの深部で共振しあうのを感じる瞬間があったのです。その時、まるで、私をこえた大いなる存在と共振し、調和していくかのような感覚に包まれ、ハートが広がり、横隔膜が震えだし、涙がとまりませんでした。


かつて何名かのエサレンの師によって、こう聞かされたことがあります。

『エサレン®ボディーワークを創造したのは太平洋の“海”なのよ』

その言葉は、私を深く納得させました。

また、このような言葉もよく聞いたものです。

『エサレンは、泣くためにある場所なのよ…』


波の音に包まれる広大な空の下、草むらでうずくまり、お腹から溢れゆく感情の解放。それを許してくれる空間。「何が起きていても、それを抑圧せず、信頼して、その体験に空間を与える」という、ディック・プライスが残した言葉を振り返ります。安全な空間と、一人一人の癒しのプロセスを見守る奥行のある視点。人・社会・自然が一体となり成長してきたエサレンのビジョンは、デジタル社会との共存があたりまえとなった60年目を迎える現在も、探求が続きます。


ビッグサーの海とわたし達の海は、同じ海としてつながっています。日本は美しい海に囲まれ、最高品質の温泉があり、川があり、山があり、森があります。近代化、工業化、デジタル化したことで切り離された私達のこころと身体、そして、自然とのつながりを回復するために、エサレン研究所のような空間は日本にも求められますが、そこにはソマティックな心理学や哲学が必要とされていくのでしょう。



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【参考資料】


『エスリンとアメリカの覚醒―人間の可能性への挑戦―』

(誠信書房 1998年 W.T.アンダーソン著 伊藤博 訳)

『多次元に生きるー人間の可能性を求めてー』

(コスモスライブラリー 2010年  オルダス・ハクスリー著 片桐ユズル訳

『ソマティック心理学』

(春秋社 2011年 久保隆司著)

『センサリー・アウェアネス ―つながりに目覚めるワークー』

(ビイング・ネット・ブレス 2014年 シャーロット・セルバー著 齊藤由香訳)

『ハンナソマティックスー身体感覚を取り戻すー』

(BAB JAPAN 2013年 平澤昌子著)

いのちを考えるヒーリングマガジン“地球人” No.11(2008年)

特集“ボディワーク”


エサレン研究所(Esalen Institute)HP

https://www.esalen.org/


NPO法人タッチケア支援センター HP

https://touchcaresupport.com/


【お知らせ】

*エサレン研究所のことを語りつくした”ホリスティックな身体観とsoma"オンライン講座、後日視聴できます。

*エサレンのエッセンス、タッチケアに凝縮。オンラインで学べる「こころにやさしいタッチケア基礎講座 」5月16日に開講。

*エサレン®ボディワークをアレンジした、ボディワークとヒーリングの融合、Touch in Grace講座は東京と関西で5月に開催。(東京 5月7&8日残席2名) (関西 5月21&22日)

*中川れい子個人セッション、2022年メニューはこちら




# by reiko-koyago | 2022-04-08 14:18
2022年  5月 Touch in Grace 2days 関西&東京 ~Healingとしての全身のオイルトリートメント~_a0020162_11561967.png
東京は定員となりました。キャンセル待ちでの御予約となります。

久しぶりに、エサレン®ボディワークスタイルの、全身のオイルトリートメントのクラスを開講します。
これまでは、Touch & Healing という名称で2003年より長きにわたり開講してきましたが、2022年より、中川れい子のオリジナル・ボディワークメソッドとして” Touch in Grace " と名付けて再スタートします。中川れい子独自のヒーリング観、ボディワーク観をより広げるために、NPO法人タッチケア支援センターの活動の枠をこえて企画しました。実践的で、かつ自分自身の癒しも深めますのでとてもおすすめです。

中川れい子(旧:こやごれーこ)
エサレン®ボディワーク認定プラクティショナー
NPO法人タッチケア支援センター、代表理事


Graceとは、恩寵・恵み・あるがままの美しさ。
すべての人は美しく、聖なる本質を内に宿す。
Healing とは、聖なる次元から本質へとつながる光。
それは、操作することも予期することもできませんが、
一つ一つを丁寧に受け取る土壌を育むことはできます。

Touch in Grace のワークは、
深いやすらぎと、今ここに共にある寄り添いのワークであり、
心地よさと循環をうながす全身のオイルマッサージであり、
サトル(微細)ボディにかかわるエネルギーワークであり、
筋骨格系に取り組みバランスを回復するボディワークでもあります。

また、ボディ&マインド&スピリットを統合する
ホリスティックなHealingであり、
太古の昔の”神殿”の記憶を想起しやすらぎ寛ぎ、
からだ・存在・夢・無意識をつなげる
”祈り”のワークでもあります。

今・ここの気づき
あるがままの尊重
呼吸・重力・ゆらぎ
全体性
神経系へのやすらぎ
ゆったりとした動きと
深みあるタッチの質
極上のリラクセーション

からだにも、こころにも、
そして、エネルギーにも存在そのものにも
取り組んでいく、トータルなワークです。

様々なワークを通じて、
触れる者の存在(プレゼンス)を深め
クライアントさんにかかわるメタスキルを高めます。

今回は、2days.
初日は着衣のままで。
2日目はオイルを使って。
Touch in Graceの基本を
ご体験ください。

<2日間のクラスの内容>
エサレン・メソッドに基づいたソマティック(身体感覚の気づきを通じて自己成長を促す)なワークを通じて、施術者のメタスキルを深めます。
2daysでは、時間的制約がありますので、すべてをお伝えすることはできませんが、今回はダイジェストでお送りします。

自分自身とつながり、人とつながる。
セルフタッチング/グラウンディング/呼吸と瞑想/マインドフルネス/からだほぐし&ムーブメント/アートと表現/人と人とのつながりのワーク/

神聖さとつながる。
ヒーリング空間を調える/天と地のつながり/テーブルワークの設定/クライアントさんが安心して横たわるために/音や色彩/祈りと瞑想

●着衣での、基本のワーク
ただ触れることの深み/ つなげるように触れる/ 基本の揺らし(ロッキング)/よりかかり(圧の考察)

●オイルトリートメントの実践
基本のロングストローク(背中と全身)/ タッチの質を深め、極上の心地よさを届けるストロークを身に着ける。
 

<このような方にお勧めします>
*2日間のクラスでは、下記をすべてお伝えすることはできませんが、継続して御参加いただくことで様々なことを学んでいただけます。

●エサレン®ボディワークの基本メソッドや哲学を学びたい方。
●タッチの質、癒しの質を深めたい方。
●施術者自身のメタスキルを深めたい方。
●全身へのボディワークを学びたい方。
●ヒーリングワークの基礎を学びたい方。
●ボディワークがもたらす癒しについて理解を深めたい方。
●自身とつながり、自分自身を癒すことにフォーカスされたい方。
●ロングストロークやホリスティックなかかわりを取り入れたい方。
●医療環境下でのより穏やかな施術を深めるための、施術力を深めたい方。
●身体構造を深く学び、実践的なマッサージテクニックの基礎を学びたい方。
●肉体だけではなく、エネルギーレベルでの取り組みを深めたい方。


*初めての方でもご参加可能ですがまったくの初めての方は、中川が主宰しますNPO法人タッチケア支援センターの”こころにやさしいタッチケア基礎講座”にご参加いただくことをお勧めします(並行しての受講も可能です)
*基本的に健康な方への施術を前提とした内容ですが、交換セッションの際は、必ず相手の方にご自身の身体の状況を伝えて安全な施術を受け取るようになさってください。ご不安がある方は、事前に中川にご相談ください(状況によっては安全のため施術を制限することがありますが、ご了承ください)
*これまでの施術をなさってきた方にとっては、エサレン®ボディワークの基礎を学ぶ気持ちでご参加いただけても大歓迎です。

日時
東京 5月7日(土)10時~17時30分
   5月8日(日)10時~17時30分
   (会場は、東京都目黒駅から徒歩5分)
残席お二人となりました。

関西 5月21日(土)10時~17時30分
   5月22日(日)10時~17時30分
   (会場は、兵庫県尼崎市、JR立花駅から徒歩7分。JR大阪から3駅目です)

*初日が着衣でのワークとなります。初日だけの御参加も可能です(2日目だけの御参加は不可)
*お着替え、お片付けをしていると終了は18時ぐらいになりますので遠方の方はご注意ください。


講習費 2日 42900円(税込み)
    1日(1日目のみ)22000円(税込み)
*お申込み後お振込み口座をお伝えします(お振込みの確認で受付を完了いたします)
*コロナ感染の再拡大等で延期となった場合は、全額返済か次回にまわすかをお選びいただけます。
*コロナ感染症以外の状況につきましては、規定のキャンセリングポリシーをお守りください。
*関西クラスのみ、タッチ&ヒーリング2days以上にご参加の方には再受講割引があります。2日⇒24200円(税込み)詳しくはお問合せください(再受講割引は関西クラスのみです)


定員 6名(最大8名)
   *最小開催人数は4名

QRコード

フォームが機能しない場合は、下記にご連絡ください。
touchandhealing121★gmail.com(★を@におかえください)
*お名前*メールアドレス*お電話番号*ご希望のクラス(関西か東京か)等をご記入ください。
電話番号 09019663819 (中川)



講師 中川れい子(なかがわれいこ 旧こやごれーこ)

1998年よりボディワーク&ボディサイコセラピーを学び始める。ボディワークのほかに、クリスタル・ヒーリング、オーラソーマ、占星術、タロットカードを学び、1999年よりエサレン®ボディワークに出会い、翌年に認定プラクティショナーとして資格取得。関西の自宅で開業し、ひたすらにセッションを積み重ねる。2003年より、クライアントさんの要望で、エサレンスタイルの全身のオイルトリートメント講座を開講。Touch and Healing 講座と名付ける。2004年より足しげくエサレン研究所に再び通いはじめ、多くのティーチャー達から指導をうけ、特にシャー・ピアスをメンターとし、国内でのワークショップのコーディネート、オーガナイズを担当。2012年から2016年の間、シャーピアスを中心とするエサレン®ボディワークの資格認定コースをオーガナイズする。
また、2011年、NPO法人タッチケア支援センターを設立し、エサレン®ボディワークの”気づき”あるタッチを、看護・介護・家族間ケアで活躍しやすい”タッチケア”の形で普及・教育・ボランティア活動を展開する。また、自分自身にふれて、自身への気づきと癒しを深める”セルフタッチング”ワークを考案し、就労支援センター、地域活動支援センター等で展開。現在、ウェブマガジン「コ2」で「セルフタッチング入門」を連載中。2021年には、タッチ研究の第一人者、桜美林大学教授の山口創氏とともに「オトナ女子のおうちセルフケア」を共著で発刊。
兵庫県生まれ。関西学院大学文学部美学科卒業。元予備校日本史講師。2004年から続ける個人ブログ「レイライン通信」。

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# by reiko-koyago | 2022-03-18 14:13
ウクライナ危機が起きてから”女性性”や“女神性”について意識を向けています(こんな大変な戦時に、呑気な夢ものがたりを・・・とも自分でも思いますが、書き残した方が良いように思うのでご容赦を。ある意味、緊急だからこそ)
今この地上で起きていることは私の目からは男性性と女性性の戦いに見えてしまうのですが、プーチンがあまりにも“男性性”の権化であるかのような役割を果たしているから? いえ「戦い」というと男性性の論理にまきこまれてしまうので、ここには男性性を癒すことも含めたほうがいいですね。溶け合い、融合すること。とにかく地球全体で”女性性”、聖なる内なる女神とのつながりを活性化しないといけないのですが、では、どうやって?
って、なんでそんなことを書きだしたかというと、さっき、友人が通訳を務める海外の女性ヒーラーさんの無料オンラインでの小さなクラスに参加した直後で。タイトルは、『女神の奇跡コース 封印を解き女性神官の聖なるパワーを解き放つ』。いかにもスピ系なネーミングですね^^。先生のイヴェッテさんは若いヒーラーさんで、エレガントな方でした。こういうタイトルのクラスに参加するのは初めてなのでちょっと新鮮でしたが、とはいえ、内容をきくと、うーん、これ、ずっとやってきたことでもあるんだよなぁと思えてきたんです。こころにやさしいタッチケア講座なんて、内なる女性性とつながるワークと言い換えても全然いいわけで(あやしいから、しませんが^^)
これは、振り返ってみると、2001年以来の私の隠れテーマでもあり続けました。
2001年。すでにエサレン®ボディワーカーとして活動を開始していましたが、その時の私に起きたことを振り返ると、ひとつの分岐点でもあります。
2001年の春、ある南米系の薬草茶を飲むワークで(知ってる人は知ってますね、まずいので二度と飲みたくありませんが^^)、激しい浄化が起きたあと、からからに軽くなった私の内側に怒涛のようなビジョンがあふれ出したのです(もともと、ビジョンを見るタイプではありません。これはこの薬草のせいですね。やばいのでこれが最初で最後でしたが)
あらわれてきたビジョンは、私がこれまでの”女性として生きた過去生”ばかり。それが走馬灯のように押し寄せてきたのです。主婦であり母であり、そして中世ドイツの修道女であり。なんというのか、それはもう、抑圧と悲しみと痛みの集合体でした。修道女の時は、がりがりに痩せてただひたすらに神に奉仕をしていた。冷たい石の教会の中で。冷え切ったからだ。しかし、最後まで神様はあらわれなかった。。。といった。さらに、過去生はずっと過去へとさかのぼっていきました。
抑圧・恐怖・痛み・悲しみ・潜むもの・隠れるもの。。。女性の歴史はほとんどが“闇”そのものでした。さらに、私のビジョンは過去へと遡ります。過去へ過去へと遡ると、私は、小さな小さな細胞へまで戻っていきました。
さらに最後には、“宇宙の聖なる女性性”の種子が、地球に辿り着いた時までさかのぼったのです。え?女性性って、宇宙からきたの??ワオ!
ま、これは私のビジョンであり妄想にすぎないのですが、こういうビジョンは、おそらく時代の集合無意識のあらわれだったのでしょう。だから、人に語るのもお恥ずかしいので、あまり語らずにいたのですが、今回の、ウクライナ危機で、少し声に出してみようと思えてきました。
その時受け取ったのは(私が感じたのは)、こういうメッセージでした。
女性性のエネルギーは、宇宙をずっと旅する、自由でしなやかで美しいエネルギーだったのだけど、この“地球”に辿り着いたとき、このエネルギーは地球の物質の中で逆転して、裏側に入り、闇へと追いやられてしまった。。。
それでも、何度か“女神”が崇拝されてきた時代もありましたが、この数千年の間に完全に抑圧されてしまい、闇・悲しみ・痛み・怖れ・弱さ・・というネガティビティへと追いやられてしまったということなのです。
形にならない、言葉にできない、数えられない。
分離できず、あいまいで、ぼんやりしたもので証明できない。
そして、誰にも見られず、誰からも評価されず、目立たないままで一生を終えてしまう。
でも。。。
このビジョンの中で、最後に希望が聞こえてきました。
はい、でも、もう、それも、終わりますから」
21世紀に入れば、変わります。
女性性は、本来の宇宙の神聖な女神の力とつながるエネルギーとして蘇り、女性性のエネルギーが必要とされる時代がやってきます。(この時、2001年だから、まさにそのはじまりですね)
・・・という声が、私の意識の中で響いたのです。
やさしさ、柔軟さ、思いやり、慈しみ、共感。
わかちあい。そして、ハート。
武力で戦い、うばいあい、国土を守る男性原理から、
境界を乗り越えて、つながりあう女性原理へ。
平和へのメッセージとつながりあいます。
この時の体験は、もう、ほんとにへとへとになるぐらい大変だったので、このメッセージは、あたたかく、自分の胸の奥にしまうことにしました。
それから、1か月ほどして
私は、小学校の修学旅行以来、はじめて、
両親と叔母との家族旅行で、伊勢に旅立ちました。
伊勢内宮の宇治橋に立った時、涙が出そうになりました。
やっと、帰ってきたという感覚でしょうか。
不思議なめぐりあわせで、その時、志摩の伊雑宮にも訪れることができました。それ以来、伊勢にお詣りする時は、伊雑宮に必ずお詣りします。
実は、明日から、私は、伊勢に1泊2日の旅に出かけるのです!
伊勢にいくのは、5年ぶりぐらいでしょうか?
内宮・外宮のほか、古い女神の聖地を辿る予定です。
2001年から始まった「聖なる女性性の旅」
ここから、アジズ&フーマン、エサレン、アンマ・・・と、続くのですが、後編は、またあとで!
2022年。伊勢に旅立つ前に。
(写真は、関西の我が家のリビングの壁に貼られた女神たち)

# by reiko-koyago | 2022-03-05 14:13

TOUCH IN GRACE

FOR YOUR SOMA




202221日以降のお知らせ

中川れい子の個人セッション

メニューと料金を改定させていただきます。

感染症対策をとったうえで、

あらたなコンセプトで

東京と関西でご予約承ります。


エサレン®ボディワーク

& 

Touch in Grace


星 ・ 海 ・ 月 ・ 花 ・ 母 ・ 風


6つのメニューをご用意しました。




2022年のテーマは

Touch in Grace


Graceは恩寵、めぐみ。

わたしたちすべての存在に

ひとしく降り注ぐ、Grace、そして光。

うけとるのは“からだ(soma”。


今・ここで、

この、わたし達の無限の源泉に

呼吸とともにゆっくりと。

こころとからだ、自然、いのち

そして、魂の次元ともつなげて

おだやかに、ふれていきます。


ゆったりとした、波のリズムで

呼吸とともに、今・ここの気づきを通じて、

からだの神聖さへを深める

エサレン®ボディワークの、

着衣バージョンといっても良いでしょう。


どのワークも、深いリラクセーションの中

からだという神殿、そして、無意識と対話し

多様なマッサージ・テクニックを通じて

全身を丁寧にほぐすと同時に

筋・骨格系のバランスを丁寧につなげ

身体構造のつながりをサポートします。


また、今年からは音や香り、そして象徴という

癒しのツールもふんだんに使います。


ストレスや心身の疲れを癒しながら、

より自分らしいトータルな人生を歩むために

おひとりおひとりのために、

オーダーメイドでお届します。


ご予約&お問合せはこちらをクリックしてください。




≪ 星 のコース ≫


~夢・象徴・こころ・からだ・エサレン

 ・・・すべてをつなげるヒーリング・アート~


タロットと、カウンセリングと、エサレン®ボディワークという、夢・象徴・からだ・潜在意識をつなげる、中川れい子の20年以上続くセッションの醍醐味を堪能していただけるワークです。日常では意識にあがりにくい内面との対話を深め、リラクセーションととともに潜在意識の解放をもたらすワークです。タロットのあと、フットバス(足湯+αスティム)で、思考をリセット。脳内でのリラクセーションを深めます。そして、マッサージテーブルの上で、水のように流れるストロークとタッチを通じて肉体・感情体・メンタル体と丁寧に対話しながら筋骨格系・循環器系・そして、神経系を調えます。癒しと変容にコミットするトータルなヒーリングワークとして、じっくりと自分自身を癒し、新しい自分に産まれ変わるのを体感してください。ゆったりと、人生の転換期や、自分自身へのご褒美に受けていただきたいコースです。ご希望に応じて、アロマの香りもブレンドします。


料金 22000円(税こみ)

   *(お顔のフェイシャル・ヒーリング(20分)をつける場合は+2000円/施術時間は120分)

    

セッションの流れ
タロットカード・リーディング(あるいは、カウンセリング)
 約30分


フットバス(足湯)+αスティム 20

(足湯のさいに、頭蓋電気刺激療法、米国製のαースティムを使用し人体に害のない超微電流を流すことで、リラクセーションを促す機器です。脳波をアルファ派へと促し、セロトニンを誘発することが研究で明らかになり、無害で副作用もありません。また、フットバス(足湯)を行うことで、循環を高めると同時に、グランディングを促します。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
 
http://resilience-j.org/ces.html
 
エサレン®ボディワーク 120分
米国カリフォルニア州、エサレン研究所で開発された、全身のオイルトリートメント。
ゆっくりとした気づきある動き、波のリズムのゆらし、呼吸への注目、筋骨格系にアプローチする立体的なマッサージテクニック、エナジーワーク等、様々なメソッドが融合された、ボディ&マインド&スピリットの統合へとむかう、リラクセーション効果の高いボディワークです。背面をゆったりと、ロングストロークでつなげながら、肩や腰・脚などの筋骨格系を、様々なマッサージテクニックを通じてほぐしていきます。前面では、フェイシャルトリートメントを含め、お顔・首・デコルテ、両腕、お腹、脚を、丁寧にほぐしながら、最後には全体をエネルギーレベルで統合していきます。

 (トータルで3時間半ほどのお時間をご予定ください)


お得な3回連続コース

3回59000円(分割可) 

*分割の場合3回目が19000円となります。

*有効期間 1年




<海のコース>


エサレン®ボディワークの波のリズムの心地よさと、

からだ全体を構造的に取り組むベーシックなボディワーク


簡単な問診のあと、足湯とアルファ・スティムでくつろいでいただき、そのあと、エサレン®ボディワークの90分のコースをゆったりとお受けください。特に、その日に施術をご希望される箇所を中心に深部までゆっくりほぐし、そして全身をつなげるようにトリートメントさせていただきます。ストレスを癒し、こりをほぐし、からだとのつながりを再生する、ベーシックなコースです。ご希望におうじて、アロマの精油もブレンドします。足湯をご希望されず、エサレン®ボディワーク 100分に変更することも可能です。


問診 10

足湯+アルファ・スティム 20

エサレン®ボディワーク 100分


料金  18000円 (消費税こみ) 

タロットカードをご希望の場合、+2000円

フェイシャル・トリートメントを加える場合は+2000円(+20分)

トータルで、2時間半ほど、お時間をご予定ください。



お得な、3回連続コース

3回で48000円(分割可 1回16000円)

*有効期間 1年

*足湯をご希望されず、エサレン®ボディワーク 100分に変更することも可能です。

*フェイシャルトリートメントをご希望の場合は、各回+2000円




< 月のコース 


~“こころ”とのかかわりを大切にした、

 着衣のままでのヒーリングワーク~


メンタルがお疲れの時や、おからだの回復期や、治療中の方におすすめの、着衣のままでの穏やかなタッチのヒーリング・ワークです。うつの回復期や、手術や大きな怪我をしたあとの回復期や、トラウマを感じていたり、ふれられるのが少し苦手な方にもおすすめできる、とても穏やかで安全な施術です。ゆっくりと、丁寧に、おからだと対話しながら、ふれながら、おからだのエネルギーを広げます。安心感と、穏やかなタッチを通じて自律神経系をととのえながら、おからだと穏やかにコンタクトとります。状況に応じて、オイルトリートメントの施術もとりいれることも可能です。がんの治療中の方、サバイバーの方には米国のオンコロジー・タッチセラピーに準じて安全に施術をご提案させていただきます。お気軽にお問合せください。


カウンセリング 20分

施術時間 60分 (身心の状態に応じて調整させていただきます)

料金 12000円(消費税こみ)

トータルで2時間ほど、お時間をご予定ください。

タロットカード 、フェイシャルトリートメント、α―スティム+足湯をご希望の場合は、+各2000円。


3回連続コース(33000円 分割可)



< 花のコース >


お顔とデコルテを中心とする上向きのトリートメント


上向きで、お顔のフェイシャルとデコルテとヘッドスパを中心とする全身のトリートメントです。上向きの状態で、肩まわりも、十分にほぐしまますので、肩こり改善にもおすすめです。また、最後には全身をつなげるように統合するので、とても充実感のあるコースです。お化粧なおしのための、化粧道具はご自身でご持参ください。


カウンセリング 15

施術時間 60

料金 12000円(消費税こみ)

トータルで2時間  

タロットカード 、α―スティム+足湯をご希望の場合は、+各2000円。


3回連続コース(33000円 分割可)


<母のコース>


~マタニティ・産前&産後のエサレン®ボディワーク>


*妊娠中4か月から8か月までの方にも、安心して受けていただく、全身のオイルトリートメントです。また、産後のお母様にも、心がほっとくつろぎ、リラックスし、痛みやストレスの改善、また、骨盤の安定などにも効果があります。


*カウンセリング20分

*施術 50分

料金 10000円(税込み) トータルで2時間

*フェイシャルトリートメント、足湯+αスティム、タロットカードをご希望の場合は+2000円。

(妊娠中の方には、足湯+αスティムは受けていただけません)




< 風のコース >


  オンライン・セッション


タロットカード・リーディング(あるいは、カウンセリング)と、セルフタッチング誘導による、遠隔ヒーリングワークをZOOMによるオンラインで、1対1でおこないます。

心の疲れを癒したい。お住まいの場所にかかわらず、全国、世界中、どちらからでも受けていただけます。頭の中を整理したい、からだを緩めることができない。不眠や不安。一人では瞑想ができない、、等、お気軽にお声かけください。


1セッション 60分 7000円(税込み)

お支払いは、paypalか銀行振込となります。





上記のセッションのお申込みフォーム

https://ws.formzu.net/fgen/S27134092/ PC スマホ)

*フォームが機能しない場合は、こちらにご連絡ください。
メール touchandhealing121gmail.com (*を@に代えてください)
電話  09019663819

【セッションをお受けくだる皆様へ】
*お熱や咳のある方、ご体調に不安のある方は、ご遠慮ください。
*心身上の問題で、特に考慮することがあれば、事前にお知らせください。
*メールでのやりとりや、当日での面談で得た個人情報は守秘義務を守ります。
*キャンセルの場合は、必ず事前にお知らせください。


中川れい子の、エサレン®ボディワーク個人セッション
このようなお悩みの方に、おすすめです。

*潜在意識とつながりたい方

*自律神経系を調え、深いリラクセーションを求める方。

*肩こりや首・背中のこり等、からだの緊張が気になる方。

*力を抜けたいと思っても、なかなか、自分ではゆるめれない方。

*筋・筋膜、骨格系をととのえ、全身のバランスと循環を高めたい方。

*こころとからだのつながり、統合感を取り戻したい方。

*エサレン®ボディワークって何?と、興味のある方。

*イライラや不眠症、ストレス等でお悩みの方。

*更年期特有のお悩みをお持ちの方。

*自分自身の可能性を広げたい方。

*本来の自分を取り戻したい方。あるいは、人生の転換期。

*自分のからだへの気づきを深めたい方。

*心身のバランスを高め、パフォーマンスを向上したい方。

*うつ・PTSD・喪失の回復期、摂食障害、不安神経症の方もお気軽にご相談ください。

*がんの既往歴のある方は、施術時にご相談ください。安全にご対応いたします。

4か月から8か月の間の妊産婦の方、産後すぐの女性の方、ご相談ください。

(心身の状態によって、施術時間を短めにすることがあります。着衣のままでの施術も可能です。

その際は、料金も調整いたしますのでお気軽にご相談ください)



中川れい子 

プロフィール



NPO法人タッチケア支援センター理事長エサレン®ボディワーク認定プラクティショナー

小さい時は、絵をかいたり、ピアノを弾いたり、子犬とたわむれるのが好きな、夢見がちの女の子でした。

思春期は、社会の様々な矛盾に心が痛みながら、なんとかしたいという思いがからまわりし、人間が五感を通じて感動するものへの関心から、大学では美学を専攻。ロックや、映画、演劇や舞踏、美術館めぐりにあけくれていました。本を読むのも大好きでした。


はやすぎる結婚。そして、離婚。人生を、どのようにすすむのか、まったくわからないとき、なにげなく、予備校や塾で日本史を教えるように。歴史探訪は、今でも、私の大切な趣味です。なんやかやと、約10年、教育産業に従事。

1995年、西宮の自宅で、阪神淡路大震災被災。

人生、ほんとうに、何がおこるかまったくわからない。そんなことを、痛感し、その後、避難所・仮設住宅でボランティア活動を行うようになりました。でも、もう、へとへとでした。まわりは、みんなへとへと。


そうした体験から「からだ」を通じての心身の癒しとサポートに関心をもち、ボディワークや心理学、各種ヒーリングを学び始めました。

ごく自然な流れで1999年、エサレン®ボディワークと出会い、その後認定プラクティショナーへ。自宅開業からはじまり施術歴は23年になります。多くの方々の個人セッションを積み重ねる中、触れることの諸相とその心身への影響について探求を深め、2003年よりタッチやボディワークに関する講座(タッチ&ヒーリング)を開講しはじめました。


エサレン研究所には、1999年から2016年の間に、合計10回訪れています。

そのうち、3回は、私自身が主宰して、御案内しました。

そして、いつのまにか、夫と出会ったのもエサレン。

不思議なご縁に導かれる地です。


メンターであるシャー・ピアス先生を中心に、エサレン関連の国内ワークショップのオーガナイズやコーディネートも企画してきました。心とからだをじっくりと癒す、リトリート。大切にしたいと思います。


さらに、エサレンのやさしい気づきのタッチを対人援助や家族間ケアにひろめたいと、2011年、NPO法人タッチケア支援センターを設立。こころと身体のつながりや、心身への気づき、関係性、そして、タッチの質感を重んじるタッチケアのあり方を追求し、その普及・教育・相談事業を展開しています。対人援助のための「こころにやさしいタッチケア」も考案しました。、「タッチとこころ」等の講座を開講。また、高齢者施設・がん患者会・うつ病の方の就労支援センター、発達障害・精神障害の方のデイサービス等でのボランティアや出張講座、産婦人科病棟での、産後の方への全身のオイルトリートメントの施術者としても活動。


コロナ禍にさいして、自分自身を大切にすることを実感していただきたいと願い、セルフケアの本をタッチケア支援センター顧問もしていただいている山口創先生に書かせていただきました。

「オトナ女子のおうちセルフケア」(秀和システム)

また、ウェブマガジン、コ2で「セルフタッチング入門ーわたしにふれるコロナ時代のセルフケアー」も、連載しています。


エサレン®ボディワーク等の個人セッションは、アマナスペース(amana space)と東京(渋谷区)で受け付けています。




2022年 中川れい子個人セッション_a0020162_17374065.jpg
関西 amana space
藁入り漆喰と自然木の
都会を忘れさせる空間です。

2022年 中川れい子個人セッション_a0020162_17391828.jpg
東京 渋谷区
最寄り駅は小田急の参宮橋と
千代田線の代々木公園
閑静な住宅街の一室です。


# by reiko-koyago | 2022-02-01 14:55

久しぶりのレイライン通信の更新です。

関西圏も再び緊急事態宣言に入りました。月末の東京行きは延期して関西での滞在期間を延ばしていますが、ちょこちょこ、エサレンの個人セッションは、感染症対策をした上でお受けしています。今日は、以前からのお客様で、数か月前にコロナ療養から復帰された方が受けてくださいました。肺炎にもなられて、入院され、様々な治療を受けられ無事回復されました。今も、アロマやハーブ、漢方薬、ホメオパシー、フラワーエッセンス等を上手に使って回復されていかれています。そこに、エサレンボディワークもということで、もちろん喜んでお受けしました。


もう、何処でも誰でもこの状況を体験する可能性があるのだと痛感します。なので、これからは感染症予防に加えて、実際に罹患したあとの回復期のケアにも力を入れていかないとと思いました。というわけで、ご本人のご了承も得て、コロナ感染症から回復された方のお身体のダメージを少しでも軽減するための、ボディワークのアプローチ法を皆さんとシェアしたいと思います。(なお、施術のさいは換気・マスク・手洗い等を丁寧に行い、通常の感染症対策と同じで、特記することはありません)


というわけで、コロナから回復されていかれる方へのボディワークについて、ちょっと自分なりにまとめてみますね。

中川れい子 エサレン®ボディワーク認定プラクティショナー NPO法人タッチケア支援センター 代表)


コロナから回復された方へのボディワーク試論 ーやっぱり呼吸が大事ー_a0020162_22162556.jpg
アマナスペースのセッションルーム

<回復後もおからだに残る問題>

➀ 隔離のストレス(あるいはトラウマ)

➁ 医療的ストレス(あるいはトラウマ)

③ コロナそのものの後遺症や薬の副作用

隔離のストレス➀ 通常の病に比べて、様々な面で過剰な精神的なストレスをかけてしまいます。過酷なストレスがかかると、人間は無意識に身体のどこかを過度に緊張させてしまいまい、お身体にそうした歪みやねじれを残してしまいます。

家族や友人と離れざるを得ないという「孤独」や、死に瀕するかもしれないという恐怖も、途方もないストレスでしょう。また、近づいてはいけない、触れてはいけないという社会的な目に見えない葛藤も、回復後にからだに残りがちです。

包むように、ささえるように、皮膚全体に滋養を提供することで、安心感や自尊感情も回復しやすく、免疫力も高まるでしょう。タッチケア全体が、こうしたストレスや不安には有効ではないでしょうか。


➁の医療的トラウマ。病床数がひっ迫していた時期ではなかったので、病院の医療者の方はとても丁寧に接してくださったとのことですが、この方の場合は6日間、ずっと点滴で身体拘束されていたのも大きなストレスでした。また、肺炎も起こしておられるので、治療中とはいえ、死への恐怖や不安も少なからずおありだったでしょう。

人は、医学的治療を受けるとき、少なからず、心と身体を、いったん切り離しがちです。肉体を科学的な物質としてみなすことで治療法は確立されるのでしょうが、たいていの治療に対して、心は実は受け入れがたいものでしょう。だから、いったん心と身体は切り離して、なんとか生死の淵を乗り越えていくわけですが、問題はその後です。切り離したものが、もとに戻るのは簡単ではありません。そして、心と身体を切り離したら、今度は身体全体もバラバラになってしまいがちです。

長年、エサレンボディワークを通じて、おそらくは数千人におよぶ方々にロングストロークを施術してきた経験がありますが、一筆書きのストロークが、すっと流れていかないときは、その方の意識の中でご自身の身体がバラバラになっている感じがするのです。からだの端から端がとても遠く感じる。あるいは、目に見えない切り傷のような亀裂が身体を分断しているかのように感じることがあります。それは、大きなストレスがショックな体験のあとの場合が多く、そういう時は、何度も丁寧につなげるようにストロークを繰り返して、からだのつながりをお身体に思い出していただくようにします(ただし、そういう時は気持ちよさを感じにくいので、ほどほどな回数にとどめておきましょう)


③ コロナの後遺症は、様々なことが報告されていますが、この方の場合は肺炎のあとの息苦しさが残ったり、ステロイドを大量に投与されていますので、その副作用も残りました。特に、自律神経系のバランスが崩れ、夜眠れない、頭痛がする等のお悩みをかかえておられました。そして、最も大きな点は、胸郭周辺の筋肉の固さです。これは、肺炎の後遺症と共に、➀➁が大きくかかわっているのでしょう。

(嗅覚・味覚障害は無かったとのことです。治療中、ずっとアロマを使っていたからかもしれないとのことでした)


<施術の着眼点 施術前>

今回、私が施術で特に着目したことは


* 呼吸

* 自律神経系

* 全身のバランス


です。

自律神経系が調わないと、呼吸が改善しません。呼吸はほとんどが無意識のもと、自律神経系と呼吸中枢が司っているからです。そして、免疫力・回復力も低下します。多大なストレスと不安と、薬の副作用等で自律神経系に乱れが生じておられるということで、セッションでは、まずはいつものように、足湯と自律神経系を調えるアルファ・スティムというデバイス(機器)を施術前に使いました。

足湯は全身の血行を促すとともに、頭寒足熱で、不安で思考が過多になりがちな頭部のエネルギーを、脚のほうに降ろしていく役割も大きいです。そして、何よりも、温かさが伝わりとっても気持ちがよく、ほっとします。

アルファスティムはCES(頭蓋電気刺激療法)の電機デバイスのアメリカの製品のひとつです。https://www.alpha-stim.com/ 疼痛やうつの治療に使われる製品ですが、概して思考過多になりがちでリラクセーションに入りにくい方にはとても良くできたデバイスです。本国は医療機器なので、無ければないで無視してください。足湯だけでもいいですし、そして、何よりも安心感と、やすらぎ、やさしく穏やかに寄り添うタッチによる皮膚への刺激ほど、副交感神経優位に導くものはありませんから。


コロナから回復された方へのボディワーク試論 ーやっぱり呼吸が大事ー_a0020162_22173418.jpg
足湯はここで。頭の後ろにクッションを置かせていただきます。


また、私は普段はアロマは使用しませんが、クライアントさんがアロマセラピストさんでらしたので、精油をご持参くださいました。

ゼラニウム、ユーカリプタス、フランキンセンス等が使われました。呼吸回復にとても良いと思います。


(回復されて数か月たっておられたので、通常の圧と時間でさせていただきましたが、回復直後の方には、圧・時間等を控えめにしたほうが良いかとも思います)

あとは、ゆっくりと、マッサージテーブルに横たわっていただきます。そして、ポジションが楽であるように、丁寧にかかわっていきます。

<呼吸にかかわる全体的アプローチ>

ここからは、ボディワーカーの方へのシェアです。呼吸にかかわるボディワークは、他にもいろいろとありますので、ここでは、エサレン®ボディワークの一例としてお伝えします。(徒手療法だけでなく、ヨガやソマティクスも有効だと思います)

私のほとんどのクライアントさんには、慢性的な肩こりが主訴です。なので、肩こり改善、ストレス改善がいつもの私の施術の中心的なテーマですが、肩こり改善のためには、全身のからだのつながり、自律神経系のバランスを調えることと、呼吸の改善は、常に大切な着眼点でした。施術は、たいてい、背面から始まります。


ー背面のロングストロークー

背面へのトリートメントの最大の目的は、副交感神経優位へと導くことにありますが、僧帽筋を中心に、菱形筋、肩甲挙筋、三角筋、小円筋、前鋸筋等、呼吸とかかわる筋肉にも、関わり始めておきます。ただ触れる、神経を緩めるゆらし(ロッキング)、しっかりと圧を桑て、深層筋にアプローチすることもあります。そして、全身へのロングストロークで、身体全身のつながりを少しずつ思い出してもらいます。

ーそして上向きへ。部分と全体ー


上向きになってからが、本格的な呼吸へのアプローチとなります。

その要となるのは、横隔膜ですが、すぐに横隔膜に触れるということは当然ながらしません。

まずは、全体を調えて、楽にマッサージテーブルに横たわっていただけるようにポジショニングを調えることから始まります。

胸・肩・腕・背中・首・・いわゆる「デコルテ」と呼ばれる部位は、多くの方が施術してほしいところですので、まず、そこからスタートすることが多いです。ここも、呼吸と大きく関係します。まずは、胸の広がりと、腕や肩、背中との連続性を思い出してもらうために、大きくストロークします。からだとは、触れられて広さを感じるだけで、ゆるんでもいいんだと内側からほどけてくるものです。

そして、背面の菱形筋や肩甲挙筋へのアプローチは、背面の時から施術していますが、実際には上向きで本格的に取り組みます。上向きのほうが、脱力していてアプローチしやすいですし、これらの筋肉は大きいのでかかわりやすいのです。そのあと、斜角筋や胸鎖乳突筋等、肋骨につながって呼吸にかかかわる、重要で繊細な筋肉に触れていきます。首の付け根の後頭下筋群から、そして、耳や頭、顔にもつなげていくと良いでしょう。

ヘッドやフェイシャルも、自律神経系を調えやすい箇所ですので、おすすめします。

デコルテ、胸郭から、両腕へとつなげていくと呼吸に広がりが出てとてもいいのですが、ここは、メインイベントとして、たいてい一番最後にとっています^^。

その前に、脚に行きます。呼吸の要、横隔膜には、脚からアプローチするのが良いからです。


ー脚と足ー

ストレスや不安によって、脚を無意識に緊張させる人は大勢おられます。膝や足首、そして、股関節。特に、股関節は、横隔膜とダイレクトに影響します(そして、股関節と膝、膝と在足首も影響しあっているので、結局は、脚全体が横隔膜とかかわっていると言えるのですが)

脚は無意識と関係しています。脚については、グラウンディング等、他にもいっぱい語りたいことがありますが、まぁ、今日はスルーして、股関節と横隔膜の関係をみてみましょう。

横隔膜からは、人間のからだの深部の中心部、いわゆるコアと呼ばれる重要筋肉「大腰筋」とつながっています。大腰筋は、そのまま骨盤の内側の筋肉の腸骨筋とつながりながら、さらに大腿骨の内側(小転子)とつながっています。だから、脚のはじまりは、横隔膜であるとボディワークでは学ぶのです。


コロナから回復された方へのボディワーク試論 ーやっぱり呼吸が大事ー_a0020162_22202056.jpg

女性は文化的に股関節を内側に閉じてしまう傾向がありますが、そうやって緊張させることで、横隔膜にも影響し、呼吸筋を緊張させてしまいがちです。

しかし、閉じたい股関節を無理やり広げるわけにはいきません。脚全体をじっくりとマッサージでゆるめてからからだと対話しつつ、ゆっくりと緊張が手放されるプロセスに伴いながら、股関節が軽く開くようなポジションをからだに促します。そうやって、股関節・腸骨筋から、大腰筋、そして横隔膜がゆっくりと緩むのを待ちます。


ー腹部 ハラ 横隔膜ー

そして、腹部へのアプローチに移ります。お腹は、内臓があり、胸郭のように肋骨で守られていないので、たいていの人は、お腹に触られるのはもっとも警戒し、よほど信頼しないと、お腹に触れられるのは怖れが伴ってしまうものですが、脚にじっくりかかわった後だと、比較的お腹は警戒心をほどき、ある程度すでに緩んでいることが多いでしょう。

やさしく、おだやかに、しっかりと、タオルの上からお腹に触れて、そして、呼吸や脈動(腹部大動脈がある)など、揺らぎを感じながら同調します。呼吸とともに、自分自身のコアと、受け手のコアが共振する、セッションの重要な場面です。

ここで急がず、立ち止まり、より深い瞑想的な意識で、ハラという身体の深部の扉を開けていただきます(でないと、横隔膜ゆるみません~)。ゆっくりと、腹部の地肌にオイルトリートメントをしていくのですが、脇腹のほうから、す~っと入っていきましょう。そして、お臍の周りを、大きく、広く、ゆっくりと時計回りにストロークしていきます。ゆっくりというのは、まさに、呼吸のリズムで・・・です。

ところで、呼吸といいますと、自分の呼吸と、受け手の方の呼吸がありますが、さて、どちらにあわすと良いのでしょうか?

まずは、自分自身の呼吸です。

そして、相手の呼吸にも意識を向けます。

すると、不思議と、二人にとってちょうどいいリズムが見つかっていきます。

自分でも、相手でもないもう一つの波のリズム現れてきます。

これが、息が合うということなのですね。

息を、合わそうとすると、たいてい遅れてしまうので、自然と息が合うのを待ちましょう。

お腹と対話をするように、探るように、じょじょに、圧が深くなっていくかもしれませんが、共鳴していると、自然と、深部にお腹は入れてくれるでしょう。

そして、お腹の広がりを、受け手の方の体に触れる手で伝えてあげてください。

広く、大きく、つながっていることを、感じてもらうのです。

それだけでも、お腹はゆるみ、横隔膜も緩んでいきます。

ここで、横隔膜や、腸骨筋へのアプローチ法を知っている方は、ここでなさると良いと思います(私は、たいていやっていますが、習熟するには時間のかかる技術だと思います)


ー胸・腕・ハートを開くー

腹から、胸へとうつっていきます。

胸、いよいよ、肺、そして、呼吸へのアプローチのクライマックスです。

胸椎から、肋骨の隙間から、肋間筋に触れていくこともありますが、女性の場合は乳房があるのであまりやりやすいワークではありませんね。

なので、胸の表層にある大胸筋は上腕骨につながっていますので、胸から腕へと、ストロークをつなげていきます。また、肘・手首・手の平や指を丁寧にほぐすことで、腕全体がリラックスし、それはそのまま、胸の緊張をほぐしていきます。

大胸筋の深部にある小胸筋も、アプローチポイントです。小胸筋は、肋骨とつながっているので、呼吸とダイレクトにつながりますし、スマホやパソコンのしすぎで肩が狭まれるように固定されるときも、小胸筋は縮みやすいです。小胸筋の付着部は、肩甲骨の内側にある小さな骨、烏口突起。ここに丁寧にアプローチするのも、呼吸の改善につながるでしょう(肩関節を動かしながらアプローチしますが、ちょっと文章では説明しにくいので省略)」

股関節と同じように、腕の脇も、人間はあまり開きたくはないからだの部分です。

でも、脇を開かなければ、呼吸も広がりにくい。

そこで、肩関節に、丁寧にアプローチしていきます。

手の平が、口元に近づくような動き(何かを食べるかのような)で、腕を上にあげていき、脇を広げてもらうのも良いでしょう(ここも、文章では表現しにくい^^。腕に力が入らないように、下から腕を支えるようにして動かすと良いでしょう。腕はすぐに力が入ってしまうので、難しいワークの一つだと思います)

脇が開くと、前鋸筋という、やはり肋骨と呼吸にかかわる筋肉にもアプローチができます。

脇から、からだの側面の広がりを、大きくストロークすることで、胸郭はもっと広がってもいいのだということを、からだが思い出していくでしょう。

脇や身体の側面、そして、肩関節のムーブメントの中でのアプローチでも、呼吸が広がっていくのをサポートすることができます。からだに立体的にかかわることで、からだ自身が、立体的な存在であることも、思い出していくのです。


胸が広がり、呼吸が広がると、ハートも開かれます。

この時、感情も流れやすくなります。

逆に、感情を押しころすと、ハート周辺の筋肉が固くなりがちで、呼吸も浅くなります。


ー全体の統合と、見守りー


最後に、もう一度、デコルテの周辺のつながりをストロークで調えます。もうかなり、肩も首もゆるゆるです。

そして、全体をととのえて、見守ります。

やわらかな視線で、適切な距離で見守ってください。

その方の、あるがままを大切にするような、見守りです。

ここでも、さらに、リラクセーションが深まり、呼吸に変化が起こります。

この時間は、とても大切。

何もしない、Beingの時間。

誰にも触れられず、自分自身でいられることで、自分らしい呼吸を取り戻すことができます。

胸郭が広がり、腹部や骨盤とも連動する、波のような呼吸の広がり。

一呼吸ずつに、全身がゆらぎ、吐く息とともに、からだの重みがマッサージテーブルの上にゆだねられていきながら、からだと存在と呼吸が一体となっていく、生命の美しさが広がる瞬間です。それは、ご自身のもつ内側の力なのです。


セッションでは、より効果がでるように、様々な筋・筋膜にアプローチしましたが、深く、やすらぎ、自律神経系が調うだけでも、呼吸は安定し、広がっていく場合も多くあります。

コロナを乗り越えたあとも、ストレスや、後遺症、副作用で悩まれる方も多いと思いますが、できることなら、それを、なるべく放置しないことをお勧めします。治療のために多くの新薬が使われることも多いので、回復期には薬物療養よりも、自然療法や運動療法、ハーブや、ボディワークや、ヨガ等をうまく取り入れながら、回復していただけると嬉しいです。私たちも、リラクセーションと、ボディワークのクオリティを深めていく必要を感じています。


最後に・・・。

呼吸について、素晴らしい本がいろいろと出版されていますが、今日は、この一冊をおすすめしたいと思います。

コロナの時期、一家に一冊ではないかと思うぐらい、おすすめです。イラストもとても綺麗な本で、呼吸とは何かがとてもわかりやすいです。


それぐらい、コロナは私達の呼吸に直撃しているからでしょうね。。。

これも、何か意味があるのかもしれません^^。


私たちは、呼吸に対して、もてる知識と経験をすべて動員して、この危機を乗り越えていかないといけないのでしょう。




身体のデザインにあわせた、自然な呼吸法

アレキサンダーテクニークで息を調律する

(リチャードブレナン著 監訳 稲葉敏郎 医道の日本社)

コロナから回復された方へのボディワーク試論 ーやっぱり呼吸が大事ー_a0020162_22160165.jpg


# by reiko-koyago | 2021-08-22 22:44